若手から見た建設業界!今やアナログなイメージは払しょくし、IT化が当たり前に

建設業界が抱える問題の一つに人材不足があります。若手の人材が集まらず他業界に流れてしまっており、「案件はあっても人手が足りていない」という状況の会社も少なくありません。そこで今回は実際に若手の方と現代の建設業界についてお話をしてみました。

<話し手紹介>

※Aさん:都内の私立大学に通う2年生、男子。進路についてはまだ決まっていない。

※筆者:本記事の執筆を担当するライター。


筆者:今回は建設業界について色々とお話をさせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

Aさん:はい、よろしくお願いします!

筆者: Aさんは就職活動を控えていますが、建設業界の業界研究をしたことはありますか?

Aさん:いえ、まだそういった具体的な活動はしていないんです。でもよく「東京オリンピックのおかげで勢いがある」とニュースなどで目にしますよね。実際のところどうなんですか?

筆者:確かにその傾向があります。東日本大震災の復興と2020年の東京オリンピックによって、業界全体が盛り上がっているんです。それに2025年には大阪万博も開催しますから、しばらくはこの好環境が続くと見られています。

Aさん:なるほど。漠然と「せっかく建設会社に入るなら大きい仕事がしたい」と思うのですがそれが叶えられそうですね。

筆者:はい。東京オリンピックにむけた案件は大詰めを迎えていますし、大阪万博に向けてスーパーゼネコンはプロジェクトチームを発足し始めました。こういった案件を通して、日本を代表するような建造物の工事などに関わることは、十分可能ですね。

Aさん:なんだか夢がありますね。でも、そういったニュースと同時に「建設業界は人手不足」というような記事もよく目にします。あんまり仕事量が多すぎるのは、ちょっと……。

筆者:実際人手不足で、特に若手人材の確保にはどこも苦労しています。でもその分、IT化を進めることで補っているんです。

Aさん:たしかにドローンとかを使っていて、結構ハイテクなイメージがあります。

筆者:本当ですか、意外です。というのもかつての建設業界は、かなりアナログなイメージが強かったんです。

Aさん:そうだったんですね。

筆者:そうなんですよ。ロボットは溶接をするものからひび割れを検出するものなど、本当に多様な種類があります。3Dプリンターは一日で10件の住宅を建設するなどを、今後も引き続き注目のテクノロジーです。
ARやVRも活用していて、仕事はどんどん効率化しています。例えば大成建設ではVRを使うことで現地に行かずとも、重機を遠隔操作するシステムを開発しています。安全面でも利用されていて、大東建託では高所から転落するVRを見て学ぶという研修があるんです。

Aさん:なるほど、ちなみに現場で作業している人たちやお客様に対してもそういった技術を使っているんですか?

筆者:そうですね、オンラインチャットを使って職人さんや業者の方に、一斉にメッセージ配信ができています。またお客様向けに「VR内見」といって、現地に行かずとも中を見てもらえるシステムを持っているところもあるんです。

Aさん:本当にIT化が進んでいるんですね。じゃあ、それにともなって労働環境も前より良くなってるんですか?

筆者:はい、作業が効率化したことによる余裕は少しずつ生まれてきています。世間的には働き方改革が進められてしばらく経ちますが、建設業界でもより働きやすい環境を整えるために週休2日制を定着させるなどしています。他にはAIを使って高所や高温の現場など、人に危険がある場所での作業をなるべく少なくもしているんです。

Aさん:なるほど。就活に向けて建設業界への興味が高まりました。

筆者:業界としても若手の方に魅力的に思ってもらえるよう、これからもIT化などを進めていくと思います。

Aさん:本日はありがとうございました。

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