コンクリート技士って?勉強方法や活躍の場をチェック!

建設業界で重宝される資格はいくつかありますが、その中でも今回注目するのはコンクリート技士です。当社にもたくさんの有資格者がいますが、いったいどんな勉強が必要なのか、どんなふうに役立つのかをご紹介します。

コンクリート技士ってどんな資格?

コンクリートは、形を自由に変えられるうえ高い耐久性と耐火性のある、非常に優れた素材です。ビルなどの建物だけではなく、道路や橋、トンネルなど、ありとあらゆる場所で使われています。そんなコンクリートを扱うプロフェッショナルに与えられるのが、コンクリート技士という資格です。

資格は2つに分かれており、コンクリート技士は、「コンクリートの製造、施工、配(調)合設計、試験、検査、管理および設計など, 日常の技術的業務を実施する能力のある技術者」を指します。そしてコンクリート主任技士は、「コンクリート技士の能力に加え、研究および指導などを実施する能力のある高度の技術を持った技術者」です(参照:日本コンクリート工学会)。つまり、コンクリート技士の能力を発展させたものがコンクリート主任技士となります。

コンクリート技士を取得するための方法

コンクリート技士の合格率は約30%、合格ボーダーは70点程度です。こう見ると非常に難しそうに思えるかもしれませんが、基本的に過去問をしっかり解いておけば合格できると言われています。受験者の中には「自分は、普段からコンクリートを扱っているから」と試験に向けた勉強をせずに受験する人もいるので、こうした数字になっているようです。

試験は4択問題と○×問題の2種類。基礎知識がある場合は、「用語をしっかりと覚えること」「計算問題に慣れておくこと」という対応でクリアできます。しかしコンクリートの基礎知識がない場合は、まずはそこから勉強する必要があります。。

コンクリート技士の活躍

建設会社だけでなく、プラントやメーカー、施工管理、コンサルなど多くの企業に有資格者がいます。そもそもコンクリートという素材自体が私たちの生活に密着した材料であり工事で利用されることが多いため、このプロフェッショナルである証のコンクリート技士は、非常に重宝されるのです。

公的な機関でも、その信用性が認められています。例えば国土交通省の「土木工事共通仕様書」では、コンクリート技士は「コンクリートの製造,施工,試験,検査及び管理などの技術的業務を実施する能力のある技術者」とされているのです。

また、三谷商事にもコンクリート技士・コンクリート主任技士の有資格者が多くいます。ただシステムを販売するのではなく、お客様とコミュニケーションをとり実際の現場を理解したうえでシステム開発をするため、こうした建設業の有資格者を積極的に増やしているためです。

コンクリート技士を目指す

コンクリート技士は、これから建設業や建設業と関わる企業に就職しようとしている方、すでにそういった職に就いている方におすすめの資格です。試験は年に一度なので、一年間かけてしっかり勉強することができます。自分の業務の理解度を深めたり、キャリアアップの武器にしたり、自身の目標にあわせてぜひ取得を検討してみてください。

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