経営とITの橋渡し役、ITコーディネーターは建設業界でも大活躍

ITコーディネーターとは



ITコーディネーターとは、ITのスペシャリストとして経営者にIT活用法を助言し、IT経営の実現を助ける人材のことです。これは2001年の通商産業省の国家プロジェクトのひとつとして設けられた資格制度で、製造業や小売業を始め、サービス業、学校や自治体でも広く活躍しています。
ITコーディネーターは独立したコンサルタントとして、または企業の中で、お客様や自社の課題をIT知識で解決しています。企業の経営とITの力、この二つの橋渡し役として、効率的で効果的な企業経営を助けます。


建設業界の困りごととITの力



建設業界は他の業界に比べ、「どんぶり勘定」になってしまいがちな傾向があります。また、複数の現場が同時進行で動き、工事が終わるまでに変動する原価や大量の人間の人件費など、扱う数字も複雑で、混乱が発生しやすい状況ともいえるでしょう。
こういった状況でどんぶり勘定を続けていると、工事が完了したときに実は赤字になってしまったという事態も引き起こしかねません。しかし複雑に変動する数字の管理を人がやりきるのには限界があります。そこでより効率的で適切な企業経営のため、建設業界ではITを取り込むことが求められているのです。
しかしただなんとなく「ITを活用しよう」と決めたところで、実際にどんなことを改善すればいいか明確にはわからない企業も多いでしょう。漫然とITを取り入れるのではなく、建設業界には建設業界にあったIT活用術を選別していかねばなりません。つまり、原価管理や工程管理など、用途に応じて適切なシステムを選んで導入することが必要なのです。こうした適切なITの取り組みを実行するには、ITコーディネーターの助言が役立ちます。


e2-movE企画から開発までITコーディネーターがかかわっている



今回ご紹介したいのが、建設業界の課題解決に特化したシステム「e2-movE」です。これはITコーディネーターが開発したシステムで、進行基準売上から建設会計、工事原価管理、支払い管理などを行うシステム。つまり販売や工事管理など建設会社に必要なあらゆる管理を、ITを通じて円滑化するツールなのです。
今回はこのe2-movEの開発者の方にお話を伺いました。


―e2-movEとはどんな製品ですか?

e2-movEは「販売」「工事管理」「建設会計」「支払管理」に特化した4つのラインナップがあり、それぞれ特徴が異なります。例えば「工事管理」では工事台帳を基に実行予算を管理し、発注から支払い管理までワンストップでご提供しています。


―e2-movEの開発にはITコーディネーターの方が携わったのですか?

はい、開発担当者である私もITコーディネーターですし、責任者もITコーディネーターの資格を保有しています。

ITの知見は、建設業界の現場を改善するのに役立ったと思います。というのも、どんぶり勘定を続けていると、原価管理があいまいになり赤字の現場も出てきてしまいますよね。そういったことを避け適切に進捗管理するためにはITを駆使するのが一番。ITスキルが高い人間が作ったことで、建設会社経営におけるニーズを満たすe2-movEという製品が完成できたのだと思います。


―e2-movEはいつ頃開発したのですか?

初めに完成したのは、2007年です。そこからバージョンアップを重ね、現在はVersion.6となっています。新しいバージョンにするときはその時々のITにおける時流を考慮しており、最近ではクラウドサービスとしてご提供できるようになったのが大きな変化です。


―e2-movEの強みは何ですか?

e2-movEはパッケージでありながら、オーダーメイドのような機能がついています。かゆいところに手が届くというか、お客様が「こういうものが欲しかった」と感じる機能が実装されているところは売りのひとつです。業界のパッケージとして、まさにジャストフィットするようにしています。


―e2-movEの開発で苦労したことは何ですか?

ITコーディネーターはITのプロなので、ITを使ってどんなことができるかはわかります。ただ、現場で実際にどんな業務が行われているのか、お客様がどんな思いで毎日のお仕事をされているかはわかりません。そのため、現場で本当に役立つ要件をいかに入れていくかの精査に苦労しました。


―e2-movEは今後どう進化していきますか?

現在すでに実装されつつありますが、ワークフローに関して強化していく予定です。注文書や実行予算をもとにワークフローで決済されることが、お客様の現場で役立つと確信しています。経営にスピード感は重要ですので、そこも意識して開発しているところです。



e2-movEは徹底的な現場目線が特徴で、その継続率はなんと98%。建設・建材業界で400社の導入実績があり、それだけのお客様の課題を、ITを駆使して解決してきました。現在、アナログな方法での管理に苦労している方、大きな問題はないけれど管理に時間や手間をとられている方は、一度e2-movEの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。


e2-movEの詳細が分かる資料を公開しています

e2-movEとは、全国の建設・工事・建材販売業界400社以上の導入実績がある、工事管理・販売管理を支える画期的なシステムです。

「e2-movEについてもっと知りたい!」「とりあえず、e2-movEの概要を確認したい」
そんな方は、こちらより資料のダウンロードください。

e2-movEのオンラインデモ受付中

e2-movEの詳細な説明をご希望される方にはオンラインデモを実施しております。
オンラインデモをご希望の方は、こちらからお申込みください。

最新の投稿もチェック!

建設業界の郵便料金値上げと建設DXサービスの新たな展開

2024-08-30 12:20

現在、建設業界において郵便料金値上げが大きな話題となっています。そこで今回は、郵便料金が上がることで、建設業界にどのような影響を与えるのか、どういった対応策を進めるべきか、近年注目されている建設DXはどう役立つのかについ […]

建設DX展示に出展します。(2024/9/11-13 大阪)

2024-08-29 09:16

この度、JAPAN BUILD内の建設DX展に出展させていただくことなりました。 出展社詳細はこちらをご覧ください。(外部サイトとなります) また、展示会の内容についてはこちらのPDFをご覧ください。

建設業界のDXはどう進める?建設業の課題とDXの推進方法について解説

2024-06-19 11:32

建設業界では、人手不足や生産性の低下、安全性の確保など、多くの課題を抱えています。これらを解決する策として注目を集めているのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)です。これは、場当たり的な解決ではなく、業界を持続的 […]

建設業におけるJVとは?メリットやデメリット、会計処理を効率化する方法を解説!

2024-04-17 21:57

建設業界にいる方は、JVという言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。しかし、JVとは何か、どのようなメリット・デメリットがあるかを説明できるほど知識がない方も多いかもしれません。そこで今回は、JVについて詳しく解説します […]

【2024年版】e2-movEはインボイス枠も対応 IT導入補助金 2024について解説

2024-03-04 09:36

年々業界の認知度を高めている【IT導入補助金】。毎年多くの企業様からお問い合わせを受け、実際にご利用頂いております。 このIT導入補助金事業ですが、2024年も実施されることになりました。IT導入補助金 2024では「イ […]