建設業界における請求書!安全性と正確性を高めるにはどうすればいいの?

目次

  1. 1.建設業界における請求書は他業界と異なる
  2. 2.請求書の作成にはシステムを導入するべき

建設業界における請求書は他業界と異なる



請求書についての考え方は、建設業界とその他の業界で少し違いがあります。まず小売業の場合そもそも店はお客様に請求書を発行することはなく、既定の金額をその場で提示し、商品と料金を交換して売買が完了します。
小売業以外では、例えばお茶一本が100円だった場合、そこに消費税などをかけて金額を確定し、請求書を発行します。商品と交換するのではなく、一か月ごとに締め、決められた期間までに支払いをするような流れです。
しかし建設業界ではこのようにシンプルな請求はできず、請求書の発行の仕方にいくつか種類があります。材料などを受け渡すときに発生するような請求書の発行もあれば、出来高で請求書を起こす場合もあるのです。また、契約書に請求書について書かれておりその通りに発行することもあるでしょう。
契約書に即した請求書とは、初めに着手金を、途中で中間金を支払い、残った分は引き渡し時に払うなど、三段階にわけるやり方です。
このようにいくつかの種類がありますが、これらの中で「出来高に即した請求書」は柔軟性が高いという特徴があります。小さなビルを一棟建てるにしても工事は細分化されそれぞれが分業されているため、色々な請求書が必要になります。そうした中で「どのくらい工事が進んだか」を基準にしているのが出来高での請求です。
例えば電気工事などは、シンプルに数量×単価で計算することが多いでしょう。一方で壁に関しては「10部屋あるうちの5部屋終わっているから、半分支払う」と考えることもあれば、「全体の工程の2割は終わっているから、20%だけ支払う」と考えることもあります。
このように工事の種類に対して金額を算出し、請求書を発行して料金を得ていきます。この時、工事の状態によって科目が変わる点に注意しなければなりません。振り込まれるお金が未成工事受入金となるのか、完成工事受入金となるのかなど、細かく確認していく作業が必要です。
また、建設業の請求書についてもう一点特殊な点があります。それは、関係各社がそれぞれ専用の請求書フォーマットを持っており、それに合わせて作成しなければならないということです。こうした慣習も理解し、請求書を作っていく必要があります。


請求書の作成にはシステムを導入するべき



請求書をエクセルを使って作成している建設企業も多いのですが、実はそこには大きなデメリットがあります。エクセルは柔軟性が高い分、数字を操作しやすいという危険性があるのです。振込口座の変更も簡単に認証なしでできるため、経理担当の一存でどうにでもなってしまいます。
そこでおすすめなのが、システムを導入してそこで請求書を発行するやり方です。システムを導入すれば経理担当だけでなく、会社として管理ができるようになります。特にe2-movEは契約金額や入金金額などが一目で見て取れますし、出来高請求書という機能がついていることもポイントです。出来高請求書では、出来高を立てたときに債権として管理するかどうかをシステム上管理できます。複雑な科目についてもよりスムーズに管理できるでしょう。
全国で400以上の建設・工事会社で導入されているe2-movEは、工事原価管理をよりシンプルに、より簡単に行えるようになるシステムです。請求書作成に悩んでいる方も、仕事の効率化や正確性向上のために一度ご検討されてはいかがでしょうか。


建設業、工事業のお客様向けの工事原価管理システムです。受注した工事登録内容を元に実行予算管理、工事の採算や進捗状況の把握、外注業者様や資材業者様へのから原価計上、計上された原価を元に支払管理までワンストップで提供します。

e2-movEの詳細が分かる資料を公開しています

e2-movEとは、全国の建設・工事・建材販売業界400社以上の導入実績がある、工事管理・販売管理を支える画期的なシステムです。

「e2-movEについてもっと知りたい!」「とりあえず、e2-movEの概要を確認したい」
そんな方は、こちらより資料のダウンロードください。

e2-movEのオンラインデモ受付中

e2-movEの詳細な説明をご希望される方にはオンラインデモを実施しております。
オンラインデモをご希望の方は、こちらからお申込みください。

最新の投稿もチェック!

【2024年版】e2-movEはインボイス枠も対応 IT導入補助金 2024について解説

2024-03-04 09:36

年々業界の認知度を高めている【IT導入補助金】。毎年多くの企業様からお問い合わせを受け、実際にご利用頂いております。 このIT導入補助金事業ですが、2024年も実施されることになりました。IT導入補助金 2024では「イ […]

出面管理とは?勤怠管理と連携して建設業の働き方改革に備えよう

2023-09-15 11:06

工事現場において重要な、出面管理。重要な作業にも関わらずアナログな管理がなされており、非効率な状態になっているケースも見られます。そこで今回は、出面管理の基本と、建設業の働き方改革に備え出面管理と勤怠管理を連携させる重要 […]

e2-movEはデジタル枠も対応!IT導入補助金2023の内容と昨年度からの変更点を解説

2023-04-19 13:37

今や業界の認知度も高まってきたIT導入補助金は、今回で7回目の実施となりました。改めてこの補助金はいったいどのような内容なのか、IT導入補助金2022からの変更点も含めて解説します。 昨年度の内容を踏襲しつつ、少額からで […]

改正電子帳簿保存法はどう対応する?2年の猶予期間中に必要な対策とは

2023-02-13 11:05

2022年1月に電子帳簿保存法が改正され、これにより企業はいくつかの対応を迫られました。特にこれまで電子化やDXを進めていなかった企業では、新しいシステムの導入や運用の変更などを余儀なくされています。 そこで今回は、改正 […]

建設業の新3Kとは?従来の3Kとの違いや新3Kを実現するために必要な取組を徹底解説!

2023-02-03 10:24

かつて建設業は、「3K」業界だと呼ばれていました。この3Kとは、「きつい」「汚い」「危険」という言葉がセットになったとても不名誉なワードでした。実は今、建設業界はこの旧式の3Kから新しい3Kに変貌しようとしています。そこ […]