資材の急激高騰!その時、しっかり実行予算修正してますか?

「見積り通りに終わった工事」は、今や例外?

受注時に積算した実行予算が、工事完了時にそのまま実績と合致していた
——そんな時代は、もはや昔話になりつつあります。

2021年以降、鉄鋼・木材・コンクリート・樹脂系資材といった主要な建設資材が急騰し、2021年1月対比で建設資材物価指数(東京)は建設全体平均で約38%上昇しました。2024年以降も高止まりが続いており、2026年に入ってからは円安・中東情勢の緊張を背景に原油・ナフサの供給不安も加わり、建設現場のコスト上昇圧力はとどまるところを知りません。

さらに、公共工事設計労務単価は2026年度も前年比+6.0%と13年連続で引き上げられており、資材費だけでなく労務費の上昇も原価を押し上げています。

このような環境下で、「受注時の実行予算を一度も修正しないまま工事完了」という運用を続けていると、竣工時に初めて赤字に気づく、という最悪のケースが生じます。 

なぜ「実行予算修正」が今こそ重要なのか

工事の採算管理において、実行予算は工事の「利益計画書」にあたります。
工事着手前に工種別・費目別の目標原価を定め、それに沿って発注・調達・施工を進めていく——これが実行予算の本来の役割です。

しかし、資材価格が受注後に急変した場合、当初の実行予算は実態を反映しない「過去の計画」となり、現場の実態との乖離が広がり続けます。

実行予算を修正せずに放置すると、次の問題が起こります。

実行予算修正、いつ・どのタイミングで行うべきか

以下の3つのタイミングを基本として、速やかに修正を行いましょう

①主要資材の発注確定時

原価比率の大きい資材は、発注価格確定時に速やかに修正。受注時の積算単価と実際の単価に10%以上の差が出たら、即座に修正を!

②工事出来高の節目 (月次・工程進捗確認時)

月次の工事原価報告や工程会議で、実績と実行予算を比較し、乖離がある品目を洗い出す。 資材だけでなく、外注費・労務費の変動も確認。

③設計変更・追加工事の発生時

設計変更・仕様変更が生じた場合は、対象の工種・費目について実行予算を必ず見直す。

Excelの実行予算が抱える限界

多くの建設会社で使われるExcel管理には、次のような課題があります。

 

工事原価管理システムが実行予算修正をリアルタイムに支援

「e2-movE(イー・ツゥー・ムーヴ)工事」なら、対象の工事に対し、実行予算の登録・修正・履歴管理。実行予算から連動可能な工事発注・工事原価実績の管理まで一元管理を実現可能です。

工種別・要素別でリアルタイムに予算残を把握

発注・工事原価実績が即時連動。資材単価が変わっても修正するだけで残予算を自動計算。

発注・工事原価入力との完全連動で入力の二重化を解消

発注情報が工事原価実績へ連携。手動突合作業や入力ミスを削減。
現場経費は手入力し、漏らさず管理。発注・未発注の原価も即時把握可能です

未成工事支出金の自動仕訳にも対応

工事原価データから自動仕訳。出来高からの工事売上計上までシステムが支援。

まとめ:資材高騰時代の採算管理は、「修正の速さ」が勝敗を決めます

建設資材の価格変動が常態化した今、受注時に一度作成した実行予算をそのまま使い続けることは、採算管理の放棄に等しいと言っても過言ではありません。

「資材が高騰したら、速やかに実行予算を修正する」——この当たり前のサイクルを、属人化したExcel管理ではなくシステムできちんと回せている会社が、赤字工事を防ぎ、根拠ある価格転嫁交渉を実現し、次の工事の見積精度を上げていきます。

e2-movEは建設業界で30年以上の実績を持ち、システム継続率98%を誇る工事原価管理システムです。「実行予算の修正を仕組みとして定着させたい」「現場と事務所でリアルタイムに採算を共有したい」とお考えの建設会社・工事会社様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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