導入事例

HCI ソリューション「Nutanix」導入により、次世代型の仮想化基盤を構築

株式会社TOP様

車載用モータの製造を手がける株式会社TOP様(本社:福井県越前市)。仮想化環境をシンプルな構成で実現するHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャー)ソリューション「Nutanix(ニュータニックス)」の導入をサポートさせていただきました。

サーバを仮想化したものの 運用面では不便さを感じていた

 ハイブリッド車や電気自動車の車載用モータの開発・製造をはじめとして、オンリーワンの技術で福井発のものづくり企業として存在感を示す株式会社TOP様。基幹システムをはじめとした社内ネットワークを効率的に一元管理するため、2020年8月、サーバ
の仮想化をシンプルかつ簡単に実現するHCI ソリューション「Nutanix」を導入しました。
 導入に至った経緯について、総務部システム担当・横澤憲文氏は当時を振り返ります。
「導入を検討し始めたのは2017年頃でした。2015年の時点で物理サーバの一部を仮想化して集約したのですが、運用面で不便さを感じていました。サーバを集約したものの、なおも複数の基盤が存在し、システムも個別に稼働していたため、運用に関わる負担はそれほど軽減しませんでした。
 また、設備メンテナンスのための計画停電では、システムの停止と再起動を我々システム担当が手動で行うため、休日出勤で対応しなければなりませんでした。
 ほかにも、ハードウェアに障害が発生した際にはシステムを停止させて対応する必要があり、利用者である社員の業務に支障をきたしてしまうこともありました」

ご担当者様写真

総務部 システム担当
横澤 憲文 氏

担当者様のコメント

弊社の基本理念の一つに『ものづくりを通じて社会・地域に貢献する』という言葉があります。この理念を実現するための一翼を、今後もシステム担当として担いたいと考えております。

次世代型の仮想化基盤の構築へ。 HCI を代表する「Nutanix」を採用

 導入に向けての方針は、拡張性が高く、徹底した管理効率性を持つ「次世代型の仮想化基盤の構築」。そのうえで、業務上では「サーバの運用管理のしやすさを実現すること」を目標にしたとのこと。
「当時は毎朝、製造ラインが稼働する前にサーバの点検作業を行っていました。一つひとつ、全てのサーバにアクセスしてチェックするだけで30分はかかります。このような作業が何年も続いていました」(横澤氏)
 こうした方針のもと、仮想化基盤の構成パターンを整理し、費用対効果も考慮したうえで、HCIで構成することを決意。HCIソリューションの分野でトップシェアを誇るNutanixを採用することも決定しました。
「Nutanixでは、運用管理の大幅な簡略化が見込めました。また、社内各所に20台以上のNAS(ネットワーク対応ハードディスク)が設置されているのですが、NutanixがNASの統合に特化した機能を備えていたのもポイントでした」(横澤氏)
 仕様が確定した後、3社に提案を依頼。三谷商事に決定したポイントとしては、「三谷商事さんには、それ以前の構内ネットワークの構築・再編からお付き合いいただいていました。ネットワークを含めたインフラのトータルなサポートをしていただけるということに期待しました」(横澤氏)と語りました。

運用管理の負担軽減に成功。 現場の社員からも喜びの声

 2020年8月、Nutanixが稼働開始。総務部システム担当・大越喜生氏は、Nutanix導入によって生まれたメリットを次のように語ります。
「運用管理が大きく変わりました。毎朝30分かかっていたサーバの確認作業も、Nutanixの管理ツール『Prism』で一元的にチェックできるため、3分程度で完了します。異常が発生した際はメールで通知もされますし、このメール通知をきっかけに三谷商事のSEさんが即時対応してくださるので、ありがたいです。
 また、NutanixとUPS(無停電電源装置)を連動させることで、計画停電時に手動で対応していた作業が不要になったことも、運用上大変助かっています」
 さらに、このほかにも「ハードエラーが発生した際も、システムを停止させることなく交換を完了できました。利用者である現場の社員はエラーが起きたことすら知りません。また、現場からは、基幹系の処理が速くなったという声をよく聞くようになりました。それから、NASが集約されて情報が一元管理できるようになったことも喜ばれています」(大越氏)と、現場の反応を挙げました。

DX推進も視野に入れつつ、 変化対応力に富む仕組み作りを

 今後について横澤氏は、「今回の導入では、『次の世代に向けた継続性のある基盤を作る』をコンセプトに、強固な基盤を用意することができました。これをベースに、基幹システムと連動して製造部門を支援するようなDXの推進を目指していきます。併せて、業務改善に関しても、総務・経理・生産管理・購買などのバックオフィスのデジタル化・自動化を支援する仕組みも作っていきたいと考えています」とコメント。
 さらに、バックアップやDR(災害対策)、BCP(事業継続対策)なども充実させていきたいとしたうえで、「コロナ禍で経験したことがあるとすれば、想定外の脅威が実際に起こりうるということでした。こうした不確実性に対応するには、変化対応力に富んだシステムを選択し配置することが求められます。そのためにも今後は『ハード、ソフト、人』が調和した仕組み作りがますます重要になってくるのではないかと考えています」(横澤氏)と、構想を語ってくださいました。

写真
  • 総務部 システム担当
    大越 喜生 氏

お客様よりひとこと

今回の導入では、こちらの要望を三谷商事さんが的確に集約した形でご提案くださいました。導入後のサポートに関しても、情報提供や課題解決のスピードが速く、たいへん助かっております。

株式会社TOP

  • 所在地
    福井県越前市今宿町第20号1番地
  • TEL
    076-468-7500
  • URL
    https://top-corp.jp/
  • 設立
    2003年10月1日
  • 事業内容
    モータの設計・開発
    モータの生産・販売
    部品・精密加工(プレス・成形・切削)
  • 従業員
    463名(2020年4月1日現在)
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営業担当よりひとこと

Nutanixの導入により、運用管理の効率化やシステムの安定稼働が実現できたとのお言葉、誠にありがとうございます。バックアップやBCPなど次の課題解決にむけて、営業・SE一体となって取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

  • 情報システム事業部
    福井支店 営業課
    宮越 淳

当社SEよりひとこと

今年の5月よりTOP様の担当SEをさせていただいております。Nutanixの更なる活用など、今後もTOP様のお役に立てるようより良いご提案とサポートに尽力いたします。

  • 情報システム事業部 
    福井支店 
    テクニカルソリューション課
    板 昌克