導入事例

当社製品『Campus UA』導入でアカウント管理を一元化

西日本工業大学様

 1967(昭和42)年に開学し、福岡県京都(みやこ)郡苅田(かんだ)町と北九州市にキャンパスを持つ西日本工業大学様。学内のネットワーク環境見直しに当たり2018 年春、九電ビジネスソリューションズ様と共に、複数サービスのアカウント管理を一元化できる当社製品『Campus UA』導入させていただきました。

外部データセンター活用を機に 『Campus UA』導入が浮上

 西日本工業大学様はおばせキャンパス(苅田町)に工学部、小倉キャンパス(北九州市)にデザイン学部があり、2018 年5 月時点での学生数は1466人。教職員などを含めると、学内ネットワーク上で約2000 アカウントが稼働しています。
 西日本工業大学様ではこれまで、ファイル共有や学修支援システム(LMS)、学務システムなどのサービスを学内に設けたサーバで管理していました。おばせキャンパス内にあるディレクトリーサービスを小倉キャンパスにあるシステムに同期していたといいます。
 『 Campus UA』の導入は、外部のデータセンター活用を視野に入れた学内ネットワーク環境の見直しがきっかけでした。これまで使っていたディレクトリサービス(=アカウントの一元管理システム)のサポート体制の先行きから、メンテナンスの継続性が課題として浮上。見直しの背景について、学務部事務部長の山崎倫明氏はこう振り返ります。「ネットワーク管理はIT 技術に長けた一部の職員が担当するという運用で、ディレクトリサービス自体も専門性が高いものでした。
 当学では専任職員を十分に配置することが難しく、運用スキルの平準化も含め複数人による管理体制をつくりたかったという背景があります」。

ご担当者様写真

西日本工業大学 学務部
事務部長
山崎 倫明 氏

担当者様のコメント

当初予定していなかった『Moodle』との連携にも迅速に対応してもらえるなど、当方の要望にかなったシステムを導入することができました。難しいと思っていた『GSuite』との連携についても知識が豊富で、こちらの分からないことにも的確に応えていただけるという、気軽に相談できるパートナーにめぐり会うことができました。

教育現場で生まれた管理システム

 学内ネットワークで稼働するサービスは、早くから導入していたというGoogle のクラウドサービス『Google Apps』(現『G Suite』)、ファイルサーバ、学務システム、LMS『Moodle』、教職員が使うグループウェア『サイボウズ』など多岐にわたります。
 「複数のサービスを併用するとアカウント管理の作業量も膨大になります。煩雑になりがちな管理作業をいかに簡略化するか。ネットワークの見直しを契機に、アカウント管理にかかる手間やコストの低減化を図りたかったのです」。要望を受けたシステムインテグレーション企業、九電ビジネスソリューションズ
(以下QBS と表記)様(福岡市中央区)は、西日本工業大学様の要望を満たすアプリケーションをリサーチ。以前、当社福岡営業所の社員がQBS 様に『Campus UA』を紹介していたのが縁で、今回の導入につながりました。『Campus UA』は、マイクロソフトのWindows Server(2008 以降)、Internet Information Server などが整った環境で動作するウェブアプリケーション。製品名のとおり教育現場から生まれたアプリケーションで、Active Direcory やLDAP を中心に構成されたネットワークのアカウントを一元管理できるという特徴を持っています。

▲教室の利用風景。

主要ブラウザに対応のウェブアプリケーション

 一般利用者がパスワードを忘れてネットワークが使えなくなるというケースにもスピーディに対応。管理者がブラウザ上でパスワードの再発行を行うことで、『Campus UA』に紐付けられたActive Directory やG Suite などのアカウント情報が自動的に更新され、即座にシステムが利用できます。アカウント情報は画面操作による単体登録のほか、CSV ファイルのインポートによる一括登録も可能となっています。再び山崎氏に感想を伺いました。
 「他社製品に比べ『Campus UA』の価格的優位性が際立っていましたね。事務方の責任者として『リプレースで利便性が後退した』という印象は避けたく、GUI による操作性の高さも評価のポイントとなりました」。ウェブアプリの中にはブラウザを限定するものもありますが、『Campus UA』では主要ブラウザでの動作を確認済み。Firefox 派という山崎氏も笑顔を見せます。メールサーバを手始めに、ファイルサーバ、ウェブサーバ、LMS サーバなどを順次外部データセンターに移転しているという西日本工業大学様。ネットワーク環境の刷新に当たり10Gbpsの専用線を新たに敷設し、ファイル転送時などのレイテンシー低下を
できるだけおさえる手立ても講じたといいます。オープンソース認証技術『Shibboleth(シボレス)』によるシングルサインオン環境の構築にも興味を示す山崎氏。
 『Campus UA』の導入支援を契機に、当社はこれからも西日本工業大学様における学内ネットワークの利便性向上に全力で応えてまいります。

西日本工業大学

  • 所在地
    おばせキャンパス 
    福岡県京都郡苅田町新津1-11
    小倉キャンパス 
    北九州市小倉北区室町1-2-11
  • TEL
    0930-23-1491( 代)
  • URL
    https://www3.nishitech.ac.jp/
  • 設立
    1967 年

営業担当マンよりひとこと

この度は、弊社オリジナルパッケージソフトCampus UA をご利用いただきありがとうございます。弊社ソフトは、大学様の管理の中でも、大変な業務の一つである膨大な量のアカウントを管理するのに最適な製品となっております。ぜひ、ご活用いただいて、貴学の業務低減の一助となれれば幸いです。

写真
  • 情報システム事業部
    文教営業部 
    福岡営業所所長
    堀井 誠一