情報誌・レポート

まつたけ君

まつたけ君

Vol.28 不良在庫は無くすのが大事


(今日はメチャメチャ機嫌の悪いひな子です) 
ひな子、お茶っ。  
もう奥さんじゃないんだから呼び捨てにしないでっツーの。 (と心の中で) 
ひな子お、ボクもお茶ア。  
またマッタケまでがそっくりカチョーのマネしちゃって。たまには自分で入れて私にお茶持って来いっツーの。 (と心の中で) 
この前、課長に教えてもらったから田中社長に不良在庫は困りものですねって言ったら、不良在庫をなくす方法を教えてくれって言われてしまったんですけど、そんなうまい方法ありませんよね?  
うまい方法はないかもしれんが、まずはコンピュータを使ってきちんと在庫管理をすることが大事だろうな。  
それでその不良在庫もなくなるんですか?  
毎日の商品の出入りを全てパソコンに入力すれば販売してる商品の動きを正確につかむことができるから、どの商品がよく動いていてどの商品がほとんど動いていないかがわかるようになるからな。動いていない商品を見つけたらすぐに対応できるようになる。もちろんそのまま放っておけば不良在庫になってしまうけどね。  
対応するってどうするんです?  
売れてない商品をさらに発注するなんてことは絶対しちゃだめだし、在庫してる分については多少値引きしてでも売ってしまうとか、その商品が売れてる店舗に回すとかセールの時の景品として使うとか、何かいい方法を自分達で考え出さないとだめだよ。  
在庫管理って不良在庫をなくすためにやるものなんですか?  
本来の在庫管理の目的は適正な在庫量を保つことによって損失をなくし販売量を上げることだね。在庫の難しさは多ければ在庫コストも多くかかるし、かと言って少なければせっかくの販売チャンスを逃がしてしまうことなんだ。多すぎず少なすぎずを見つけることが大変なんだよ。  
在庫にかかるコストってどういうものがあるんですか?  
商品を仕入れるために必要なお金を借りればその金利負担があるし、在庫をしまう倉庫も必要だから賃借料や管理費がかかるだろ。保管してる間や配送途中に商品が壊れる心配があるから保険をかければ保険料がかかることになるし、在庫を持つと結構いろいろとお金がかかるものなんだ。  
在庫って厄介なもんですね。不良在庫をなくす一番の方法は在庫を持たないことだって田中社長に教えに行ってきまーす。  
間違いなく、怒鳴られて戻ってくるわね。  
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