情報誌・レポート

まつたけ君

まつたけ君

Vol.09 個人情報の管理が大事

マッタケ、ちょっと来い!  
ハーイ  
返事はハイでいい、のばすな!  
ハーイ  
まつたけ君、今言われたばかりでしょっ!  
課長、最近よくさわいでるコジンジョーホーホゴホーってアレ何のことなんです?  
おっ、マッタケにしちゃあ珍しくいい質問だな。今年の4月から個人情報保護法ってのが始まったんだ。だからみんなその法律に違反しないように勉強してるんだよ。  
どうしてそんな法律がいるのかしら?  
たとえばひな子がどこに勤めていて、どういう役職で、いくつぐらいで、メールアドレスはどうでなんてことが、ひな子の知らない所で売り買いされてその結果ひな子が何か被害を受けるようなことが起こったらいやだろ?そういうことがないようにしましょうという法律なんだ。  
じゃあ、いい法律よね。  
法律を守らないといけないのは当然だけど、会社の中から情報が漏れてお客様に迷惑をかけるようなことになったら、被害者の方から損害賠償の請求を受けたりマスコミに叩かれたり、そっちの方がずっと恐いんだ。当然これまで築いてきたお客様からの信用はガタ落ちになってしまうからね。  
じゃあどうすればいいんです?  
そういう被害を起こさないために会社ん中でやらないといけないことがたくさんあるんだ。大事な個人情報に対する管理者やその取扱方法をきちんと決めて社内体制を作っておくことや、社内への入退室やカギのかかるロッカーなど施設もきちんと整備する必要があるし、コンピュータで言えば誰でも勝手にデータに触れないようにアクセス制限をかけることも大事なことだろうな。  
それ全部やるなんて大変ですよね。  
確かに一度に全部完璧にやろうなんてのは無理だよ。でも大事なことだから計画を立ててひとつずつ確実に進めて行かないとな。  
ルールづくりや設備を揃えれば安心てわけね。  
でもな何よりも大切なことは、我々社員一人ひとりが個人情報の重要性を理解して外へ漏らさないという意識を持っていることだよ。個人情報の入った資料やパソコンを何の危機感もなく外へ持ち出すという行いは、お財布を机の上に放り出しておくのと同じくらい無用心なことだからな。  
アレー、大事な資料が入っているから机にカギかけておいたのに、そのカギを家に忘れちゃいました。ちょっと取ってきまーす。  
個人情報も大事な問題だけど、わが社ではマッタケ君をどうするかの方が大変な問題のようですね。  
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