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ITコラム

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Vol.20  『Windows Vista』

2007年1月30日、Microsoft社よりWindows Vistaが発売されました。
Window VistaはMicrosoft社のWindows XPの後継OSで、これからどんどん出回ることが予測されます。
そこで今回は、Windows Vistaの主な特徴をいくつかご紹介させていただきます。

<1.3Dアクセラレーター機能の標準搭載>
  • Vistaのユーザービリティでは今までほとんどゲームにしか使われていなかったビデオカードの3Dアクセラレーター機能をOSの標準機能としてサポートした『Aero』を採用し、Windows XPと比べて大幅に視覚効果を高め、操作性を改善しています。

<2.強力なセキュリティ機能>
  • セキュリティーに関しては、Vistaは悪意あるソフトや故意に個人情報を流失させるソフトを検出・削除する機能を標準で搭載しており、常時高速回線に接続された環境でも安心して使えるようになっています。 このセキュリティー強化だけでも、Vistaに変更する価値があるとVistaの開発責任者が言うほどです。
<3.マルチメディアの強化>
  • Vistaは、マルチメディア関連で多くの新技術に対応したものを搭載しており、WindowsMediaPlayerも新バージョンの11を標準で搭載。
    DVDより画期的な鮮明さで動画が再生できる話題のHD-DVDもWindows標準の状態で再生が可能です。(ハードが対応している場合のみ)
<4.新日本語字体のメイリオを採用>
  • メイリオ自体が完全なClearTypeテクノロジーを採用しているため、実解像度以上の繊細な表現が可能。そのため、Vistaでは今までのWindowsと比べてはっきりとした可読性の高く美しい文字を表示することが可能となりました。
XPに比べ機能が大きく向上している為、Windows Vistaを動作するためのPCスペックには注意が必要です。OSだけでなく必ずソフトなどを使用するので、ある程度性能に余裕を持ったPCが必要です。また、初回出荷Verでは以下のように勝手にファイルが削除されたり、新文字セットによる既存環境との互換性の不具合も報告されています。

オフィスでの使用で安易にVistaを購入すると、そのオフィスのネットワーク環境に参加できなかったり、利用しているアプリケーションなどが対応していなかったりと問題が生じるかもしれません。ご購入の際にはそういった点の確認を今一度おすすめいたします。
これから世界標準のOSになると予想されるWindows Vista。安全で、きれいで、便利なOSを快適に楽しみたいものですね。   
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