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ITコラム
Vol.08 バイオメトリクス認証
携帯電話のカメラで手首を撮影するだけで、静脈認証による本人確認ができるソフトウエアが開発されました。専用装置を使わず静脈認証できる技術は世界初です。
現在の主流である暗証番号やカードを使用した認証では、パスワードを覚えたり 常時カードを携帯する必要性があります。しかもそれらは盗難や盗聴により本人 以外の人間でも認証されてしまう危険性があります。
そこで、銀行のATM(現金自動預払機)や入退室管理システムなどで利用が広がっているのが、指紋や静脈など個人に固有の情報を利用して、 本人の確認を行うバイオメトリクス認証方式です。
静脈認証以外にも、指紋認証、虹彩認証、顔認証、筆跡認証などがあります。
バイオメトリクス認証のメリット
皮下の静脈パターン(形状)を、物体を透過しやすい赤外線を使って撮影し、画像照合する技術。指紋や顔、声などと違って体の内部に隠れており、ユーザーの心理的抵抗が少ない。 現在、3方式が実用化されている。 富士通は「手のひら」を赤外線カメラで撮影する。 日立製作所は「指」の中に光を透過させる。 韓国テクスフィアは、ハンドルを握らせて「手の甲」を赤外線カメラでスキャンする。 |
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