情報誌・レポート

ITコラム

ITコラム

Vol.01 Winny?

最近、新聞やテレビで話題となっているWinnyは皆さんご存知ですか?
Winnyとはインターネット上でファイル共有が行えるソフトです。この言葉では意味不明かとおもいますので、簡単に言いますと、インターネットに接続できるパソコンにWinnyがインストールしてあれば、世界中のWinnyがインストールしてあるパソコンとファイルのやりとりができるということです。
でも、ルータやファイアウォールでファイル共有ができない設定にしてあるから大丈夫だとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、このWinnyはP2Pソフトと呼ばれ、ルータやファイアウォールでは制限できない通信を行っています。つまり、インターネット通信ができる環境であれば、Winnyは使用できてしまうということです。MSNやYahooのMessengerもこれと同じP2Pソフトの技術を使用しています。
では、Winnyから情報漏えいはどのように発生するかといいますと、Winny上で、映像だと思っていてコピーしたファイルが実はウィルスファイルで、そのファイルを実行したために、自分のパソコン上で持っているファイルすべてを他のWinnyを使用しているユーザに勝手に送信してしまいます。これにより情報漏えいが発生します。
このウィルスファイルは一般のウイルス対策ソフトで駆除や削除は行えますが、未知のウイルスが発生した場合には感染してしまいます。感染しないためには、Winnyを使用しないことが一番の防護策です。  

おすすめのいくつかの商品をご紹介させて頂きます。
  • A ファイアウォールでWinny対策
    インターネットの出入り口にあるファイアウォールでWinnyの通信を検索し、見つかった場合にはすべて遮断する方法です。
      FORTIGATE(FORTINET)
      OnePointWall(ネットエージェント)
  • B ウイルス対策ソフトでWinny対策
    各端末にインストールされているウイルス対策製品でWinnyの通信を 遮断・検索することができます。
      ウイルスバスターコーポレートエディションアドバンス (トレンドマイクロ)
  • C 資産管理ソフトでWinny対策
    資産管理ソフトで端末にインストールされているWinny.exeを強制的に使用できなくします。また、使用したログも管理することができます。
      AssetView(ハンモック)
      QND Plus(クォリティ)
上記の様に、お客様のネットワーク環境によって、対策の方法や最適なソリュー ションが変わってきます。
このページ上に表示される記事内容は三谷商事の見解を反映するものではありません。