Nutanixで構成する次世代仮想基盤とは?導入事例も紹介!

Nutanixで構成する次世代仮想基盤とは?導入事例も紹介!

社内でサーバ管理ができないという課題や、データセンターでサーバ管理をする場合の統合ができないといった課題は、サーバ仮想化で解決できます。また、サーバの管理コストを抑えることも可能です。そこで今回は、サーバ仮想化を検討する企業におすすめのNutanix AHVについて解説します。

HCIとは

今回注目するのはNutanix AHVですが、まずは前提知識として必要となるHCIについて解説します。十分な知識がある方は、次の「Nutanix AHVとは」までお進みください。

HCIとは、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャーという新しい仮想基盤の形です。一般的なx86サーバのみで構成されており、シンプルな点が特徴となっています。複数のサーバに仮想ディスクを分散して配置することで、多重化できることも従来の仮想基盤との違いです。

また、1台のサーバが停止しても別のサーバで仮想マシンが再起動するため、障害時も業務が滞ることがありません。さらに、外部ストレージの知識がなくとも簡単にストレージ容量拡張や処理性能の拡張ができます。例えば、外部ストレージ構成の場合は、RAID作成・拡張やLUN切り出し、ホストのアサインといったステップが必要でしたが、HCIでは不要です。

Nutanix AHVとは

Nutanixは、HCIやDaaS、DRaaS、SDSなどを提供する企業です。2009年にアメリカで設立され、現在は日本でもNutanix社の製品を使う企業が増えています。特に注目を集めているのが、Nutanix AHVです。以前はAcropolis Hypervisorと呼ばれていたのでそちらに馴染みのある方もいるかもしれませんが、現在はAHVが正式名称となっています。

Nutanix AHVは、Nutanixが2015年にリリースした、Linux KVMをベースとしたハイパーバイザーです。従来の形に加え、エンタープライズ向けの機能追加やセキュリティ強化がされました。NutanixはHCIに関わる部分はPrismというWebコンソールで管理しますが、AHVを導入することで仮想基盤の管理もPrismで実行することができます。

NutanixのPrism

Prismは、ハイブリッドマルチクラウドプラットフォーム、ネットワーク、アプリケーション、データ管理をシンプルに一元管理できる製品です。特徴は主に3つあります。
1つ目が「単一ビュー」です。ストレージやコンピューティング、仮想マシンなど環境全体をシームレスに把握できます。
2つ目が「自動化、拡張、セキュリティ」です。データ制御を簡素化し、アプリケーションのライフサイクル全体を定義できます。
3つ目が「AIドリブンなインサイト」です。ローカライズされた機械学習ベースのアラートが適用でき、アラートに関する豊富なサマリーを提供することでヘルプデスクの業務効率化が進みます。

AHVでは、エンタープライズグレードの仮想化機能を完備しています。仮想マシンのライブマイグレーションやメトロクラスタリングといった高度な仮想化機能があり、あらゆるワークロードの高可用性を確保しています。

使用率と性能が最適化されており、メモリオーバーコミット、仮想マシンのアフィニティ、vNUMA、自動 CPU 互換、AHV ターボ、最適化されたストレージスタックなどの機能がある点もポイントです。また、ワンクリックでクラウドインフラのアップデートができ、フルスタックのアップグレードの自動化も可能です。

ネットワークストレージを事前統合できる点も大きなメリットです。Nutanixスタックにビルトインされているため、新しく設定やダウンロードをする必要はありません。

Nutanix仮想基盤導入事例

三谷商事では、Nutanix仮想基盤の導入経験があります。以下、私たちがサポートした事例をご紹介します。

株式会社TOP様

HCI ソリューション「Nutanix」導入により、次世代型の仮想化基盤を構築

【今後の展望】
Nutanixリモートバックアップ導入に向けて、現在ミテネインターネットと協力して導入作業中

詳細はこちら→

京都産業大学様

Nutanix Cloud Platform でIT管理負担軽減、バックアップパフォーマンス向上、DR環境の強化を一挙に実現

【今後の展望】
Windows 系基盤をNutanix 基盤に統合することを検討。 特にファイルサーバーとして利用している Windows 系のサーバが多いためFiles Storage に期待

詳細はこちら→
※Nutanix社のWebサイトに遷移します。

筑波大学様

HPE ProLiant DXシリーズで情報教育用仮想化基盤を刷新、インフラ環境の最適化と運用負荷軽減を実現

詳細はこちら→
※日本ヒューレット・パッカード社のWebサイトに遷移します。

サーバ仮想化はお任せください

サーバ仮想化を検討している企業は、Nutanix AHVを導入することで様々なメリットが得られます。「既存の仮想基盤に問題がある」「導入に向けてサポートをしてほしい」という方は、ぜひ三谷商事にごお問い合わせください。

Nutanixの仮想基盤のみならず、MicrosoftのHyper-VやAzure仮想マシン、VMwareでのサーバ仮想化など、お客様の状況に応じたソリューションの選定を行い、導入実績も多くございます。ITに関わるご相談は、なんでもお気軽にお任せください。

三谷商事にご相談ください

本記事に関するご質問や、SaaS製品導入に関する疑問点、不安点がございましたら、クラウドサービスの導入実績が豊富な三谷商事までお気軽にお問い合わせください。