SimpliVityとは？今話題のHCI製品を解説！

今、IT業界や企業のシステム管理部の方の間で、SimpliVityが注目を浴びています。そこで今回は、SimpliVityとは何か、どのような特徴があるのかを解説します。

SimpliVityとは

SimpliVityとは、Hewlett Packard Enterprise社 (以下、HPE)が手掛けるHCI製品です。HCIとはHyper-Converged Infrastructure（ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ）の略称で、仮想化環境を構成する際に必要なものがパッケージ化された統合インフラシステムです。

最近では多くの企業がHCI製品を開発していますが、SimpliVityには他社製品に比べて3つの強みがあります。

1つ目は、データ効率に優れていることです。
Omnistackアクセラレーターカードは廃止され、現行システムはソフトウェア処理になっています。ストレージ専用CPU Omnistack アクセラレーターカードがあり、常時稼働の重複排除機能と圧縮機能を搭載。最大8KB単位までデータを細分化します。

2つ目は、プロセッサとして、1CPUで最大64コアを搭載するAMDプロセッサを選択可能で、高密度で効率の良い構成を実現できることです。
CPUコア数が不足しがちなVDI用途にて、多くのユーザーの収容が可能となり、コストを抑えたシステム構築が可能なことです。安全性の高いVDIソリューションを活用することで、従業員がオフィスに出社せずとも安心して業務を遂行できます。パフォーマンスが高く導入や管理も簡単なため、より効率的にリモートワークを進められるでしょう。

3つ目が、取り扱いが簡単なことです。
VMとコンテナを強化するシステムがわかれておらず、Kubernetes向けCSIドライバーを活用すれば、シングルプラットフォームですべてを簡単に運用できます。また、AI技術を活用したHPE InfoSightを利用し、インフラストラクチャの管理をシンプル化、省力化します。

その他にも多くの特徴があり、例えばたった2台から始められるため、スモールスタートしたい企業にぴったりです。また、AIサポート機能を使うことで、トラブルがあった時もスムーズに対処できます。また、HPE社の製品はワンストップでサポートを受けられるため、原因の切り分けに時間がかかったり、問い合わせても窓口をたらいまわにされたりといった心配は無用です。

SimpliVityの導入事例

■医療法人 神甲会 隈病院様

『HPE SimpliVity』導入で、スケーラブルで統合された仮想化基盤を実現

1932年の開院以来、数多くの患者さまと甲状腺疾患を見つめてこられた隈病院様(兵庫県)。今回は、インフラ環境を整備される中で、柔軟な仮想化基盤を実現する『HPE SimpliVity』をご導入いただきました。

https://si.mitani-corp.co.jp/solution/case/kuma-h.html

■株式会社ふじや食品

HCI製品「HPE SimpliVity」導入で、より強固で止まらない仕組みづくりを

設立以来、独創的な商品開発力で全国屈指のチルド食品メーカーとしての地位を築いてきた株式会社ふじや食品様（本社：福井県越前市）。今回はこれまでにないシンプルな仮想化基盤を実現する「HPE SimpliVity」をご導入いただきました。

https://si.mitani-corp.co.jp/solution/case/fuziya-food.html

■奈良大学

学内の研究教育活動を支える教育系サーバーを全面刷新。

個別の物理サーバーで構築されたシステム群の仮想統合実現のため、同大学では、「HPE SimpliVity 380 Gen10」をご導入いただきました。インフラの性能・信頼性・拡張性を大幅に強化すると同時に、リソースの有効活用や運用管理の効率化も実現しています。

https://www.hpe.com/jp/ja/customer-case-studies/servers-simplivity-nara-u.html

まとめ

SimpliVityはデータ効率に優れ、複数のバックアップを取ることでデータ保護の観点からも優秀です。導入しやすく運用方法もシンプルなので、HCIを初めて導入する方にとっても安心の製品だといえます。「もっとSimpliVityについて知りたい」「具体的な質問をしたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。HPE SimpliVity I&S認定取得パートナーであり、複数の導入実績を持つ三谷商事が、お客様の疑問を一つひとつ解説し、導入までしっかりサポートします。