Windows8.1の延長サポートが終了!2023年1月10日の期限が終わるまでにやるべきこととは?
- 2022.12.05
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2022年11月現在、最も新しいWindows OSは「Windows 11 2022 Update」です。年々、新しくリリースされるWindowsですが、間もなくWindows8.1の延長サポートが終了します。もし、いまだにこちらを利用している場合、どんな対応が必要なのか、どのようなリスクがあるのかを詳しく解説していきます。
「Windows8.1から新しいOSの切り替えが不安だからプロに相談したい」という方は、ぜひこちらから三谷商事にご連絡ください。
Windows8.1延長サポート終了に伴うリスク
Windows8.1とは、2013年8月27日にリリースされたOSです。当時すでに提供されていたWindows8から、スタート画面が復活したりMiracastストリーミングに対応したりと、いくつもの改善が行われました。
リリースから4年半後の2018年1月9日には、サポートが終了。それから現在まで延長サポートが行われていますが、こちらも2023年1月10日には終わってしまいます。「大きな問題が起きていないからこのままでいいだろう」と思っている方もいるかもしれませんが、サポートが切れたOSを使っていると、セキュリティにおけるリスクと製品不具合におけるリスクにさらされます。
セキュリティリスクとして、もしOSの脆弱性が発見されても、それが改善されることがありません。アップデートが行われないため危ない状態がそのまま放置されることになり、サイバー攻撃の恰好の的となってしまいます。
これにより、社内のデータが漏洩したり顧客情報などを盗まれたりする可能性が生まれます。また、攻撃を受けることでサービスダウンしユーザーに迷惑をかけることになるかもしれません。
さらに、製品に不具合が起きても修正プログラムが配布されません。そのため、OSが上手く動かず業務が滞ったり特定の作業ができなくなってしまったりといったリスクがあります。
時間が経てば経つほどOSの脆弱性が特定され、不具合も頻繁に起きやすくなります。つまりサポートが終了したOSを使い続ける期間が長いほど、企業として非常にリスクの高い状態になるということです。
これまではサポートがあったため「もし何かあっても対応してもらえば大丈夫」と安心していられたかもしれませんが、サポートが切れてからはもうどこも頼ることはできません。情報漏洩などは一度でも発生してしまうと、顧客や取引先からの信用を失ってしまいます。まだ何も起きていないうちに、対策を講じて万全の体制を整えましょう。
※ご自身の使っているWindowsのバージョンを確認したい場合、下記の手順でチェックしてください
1.Windowsボタン(左下)から「設定」を開く
2.「システム」をクリック
3.「詳細情報」をクリック
4.「Windowsの仕様」の欄に記載
Windows8.1のサポート終了にはPCの買い替えで対応
2023年が始まってからたった10日で延長サポートが終了することを考えると、年内のうちに何らかの対応をしておくことがおすすめです。対応方法としては、「ライセンスを購入してアップグレード」「新しいWindowsが導入されたPCに買い替え」の2つにわかれます。
基本的に、法人ではPCを3年ほどで入れ替えます。これは、4年以上使っているとPCの寿命に近づきパフォーマンスが低下することや、古いPCでは最新のソフトが要求するスペックを満たさないことなどが理由です。2018年に正規のサポートが終了しているため、今Windows8.1を使っている企業では、PC自体も最後に入れ替えたのが4年前であることがほとんどでしょう。
そのため、このタイミングで新しいPCに買い替えることをおすすめします。現在購入するPCには、主にWindows 11が導入されています。現時点で最新のバージョンになるため、わざわざアップデートなどの手続きをする必要ありません。
Windows11は、個人向けの「home」、中小企業向けの「Pro」大企業向けの「Enterprise」、教育機関向けの「Education」の4つのエディションがあります。それぞれ導入規模など異なるので、自社に合うものを探しましょう。
PC買い替えと同時に資産管理見直しを
PC買い替えは、他にも様々なソフトやシステムを見直すよい機会です。例えばこれを機に、資産管理の方法を改善してみてはいかがでしょうか。特に中小企業などでは、IT資産管理をExcelで行っているところも珍しくありません。
しかしExcelでの管理はセキュリティが十分だとは言い難く、また自由度が高いため管理業務が属人化してしまうリスクもあります。企業として適切に管理するためには、資産管理に特化したシステムを導入すべきでしょう。
そこでおすすめなのが、SKYSEA Client Viewです。社内のデータを適切に管理し確実に守るため、セキュリティ強化や情報運用をサポートしてくれます。先日完全SaaS型で利用可能なクラウドエディションが発売され、リモートワークを実施している企業や導入コストを抑えたい企業にとっても、魅力的な選択肢となりました。新エディションについて詳しく知りたい方は、「契約数爆増中!? SKYSEAを完全SaaS型で利用できる新エディションがついに発売!」をご覧ください。
また、SaaS型のクラウドサービスを複数導入する際に考えるべきポイントが、IDaaSです。最近では一社で複数のクラウドシステムを導入することが当たり前になっており、それぞれのIDとパスワードの管理が煩雑になっていることが問題になっています。そこで、1つのIDとパスワードだけでそれぞれにログインできるIDaaSを導入する企業が増えているのです。
さらに従業員のセキュリティ意識は人によって差が大きく、人によってはすべてのシステムやサービスで同一のIDとパスワードを使っていることもあります。これでは1つの情報が流出しただけで様々な情報が漏洩する危険性があり、非常にリスクが高いです。
IDaaSを導入すればこの2つの問題が解決するため、多くの企業で導入しています。特に利用されているのが、HENNGE One、One Login、Azure ADの3つです。それぞれについて違いや概要を知りたい方は、「【見逃した方必見】主要IDaaSの3製品を比較するウェビナーを開催!その内容を解説!」をご覧ください。また、各ツールの詳細については、こちらから資料をダウンロードいただけます。
Windows8.1への対応と共に会社のセキュリティレベルをアップする
もう間もなく延長サポートが終了する、Windows8.1。いつまでも古いOSを使っていると、サイバー攻撃の恰好の標的になるばかりでなく、不具合によって突然業務に支障をきたすかもしれません。こういったインシデントは何かあってから対応策を講じるのでは手遅れで、「何も起こらないよう、いかに事前対策をしておくか」が大切になります。
まだWindows8.1を利用している方はぜひ、これを機にPCを入れ替えましょう。セキュリティレベルが高まるのはもちろん、最新のアプリやシステムをより最適な環境で利用できるようになります。また、PCを買い替えるタイミングで必要なサービスをそろえ、従業員の方がIDとパスワードを適切に管理できるよう、IDaaSを導入することもおすすめです。
マルウェア感染やDoS攻撃、不正アクセスによる情報漏洩と改ざんなど、現代はあらゆるリスクが存在しています。これらの脅威から自社の大切なデータを守るため、遅くとも年内には対応策を講じましょう。OSについてはPCの買い替えなどについてお悩みがある方は、ぜひこちらから三谷商事にご相談ください。無料でオンラインにて、どんなことでも伺います。
三谷商事にご相談ください
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