建設現場で使えるスマホインカムとは?建設業の悩みを解決する最新ソリューションをご紹介!
- 2022.12.15
- クラウドサービス基礎知識
- DX
建設業の現場では、他の業界にはない様々な悩みがあります。例えば工事中に運転手と誘導員、オペレーターでのコミュニケーションがうまくいかないと、工事スピードが遅くなり作業員のストレスにもつながってしまうものです。そこで今回は、こういった悩みを解消するスマホインカム、buddycomについてご紹介します。
buddycomで工事現場のコミュニケーションを円滑に
常に多くのリスクを抱えている工事現場では、安全性を守るために作業員がお互いに連携をとることが最重要です。うまく会話ができなければ、ダンプカーの移動や荷物の積み下ろしを行う時、事故につながる可能性があります。
しかし現場では工事による非常に大きな音が鳴っており、相手の話声が聞こえなかったり、いざという時に「危ない!」と声をかけられても気づかなかったりします。だからこそ、現場でのコミュニケーションを円滑化するツールの使用が必須です。
そこでおすすめなのが、buddycomです。buddycomは簡単に使えるスマホインカムで、建設業界をはじめインフラや倉庫、飲食、商業施設、介護など多くの業界で活用されています。すでに600社以上の利用実績があり、利用継続率は99.7%。最大2,000人が通話できるので、どんな現場でも役立ちます。
スマホやタブレットなどの端末を使いボタンをワンプッシュするだけで、無線やトランシーバーのように一斉連絡をすることができます。これなら重い無線機を使う必要がなく、作業員の負担軽減につながります。音質がとてもクリアで聞き取りやすく、遅延もないのでオフラインと同じようにやり取りが可能です。Wi-Fiや5Gなど電波がある場所であれば距離に関係なくすぐに使えます。
buddycomで使える5つの機能
buddycomには様々な機能があります。
1つ目の機能が、グループ通話です。
会話が必要なメンバーでグループを作り、単方向・双方向の発信できます。ユーザー数やグループ数に制限はなく、現場ごとや部署ごとなど必要に応じてグループを分けられます。
2つ目の機能が、ライブキャストです。
これはリアルタイムで映像をシェアしながら通話ができる機能で、ZoomやGoogle Meetなどを想像するとわかりやすいでしょう。ライブ映像は自動録画されるので、万が一の時や後から見返したい時にも役立ちます。
3つ目の機能が、チャット・音声テキストです。
通話で話している言葉がリアルタイムに文字化されるので、聞き逃す心配がありません。また、複数の指示や難易度の高い指示も、文字として見返すことができるのでミスの防止になります。画像の送受信も可能です。
4つ目の機能が、トランシーバー翻訳です。
文字や通話内容をリアルタイムで翻訳し、再生します。工事現場では日本人だけでなく外国人作業員がいることもよくありますが、日本語がネイティブではない方にも正確に指示を出すことができます。言語は現在、16か国語に対応しています。
5つ目の機能が、MAP機能です。
MAP上で特定のエリアを指定し、その範囲に入ったメンバーだけで会話できます。現場を指定しておけば、その日誰が入っているかをわざわざ確認して指定せずとも、やり取りができるようになります。
管理者にとっても便利なbuddycom
buddycomは現場で活躍する方だけでなく、管理者の方にとっても非常に役立つツールです。まず、使い始める際にユーザーの作成とグループの編集をしますが、これはパソコンから簡単に行えます。どのユーザーがどんな権限を持つのかといったこともすぐに設定できます。
利用を始めてからは、誰がどんな風に使ったのか、トーク履歴をグループごとに検索・確認が可能です。音声データやトーク履歴はについては繰り返し確認ができるので、作業報告書などアナログで行っている現場でも一気にDXを進められます。
位置情報も取れるので、ユーザーの行動履歴をチェックすることも可能です。作業員の状況把握や、ルート誘導などに活用できるでしょう。
周辺機器との組み合わせでより快適に活用
スマホやタブレットが一つあれば利用できるbuddycomですが、周辺機器と組み合わせることでより快適に活用できます。buddycomからはいくつかのアクセサリが推奨されており、例えばMKI-P3+MKI-E1(価格:2万2,800円)があります。これは、Bluetoothに対応したbuddycom専用の4ボタン耳掛けイヤホンマイクです。日本の音響機器メーカーとbuddycomが共同開発しました。
同じくBluetooth対応のイヤホンマイクとして、Bradio2(価格:2万2,800円)も推奨されています。こちらは業務に耐えられるバッテリーを備えながらも、小型で使い勝手がよいのが特徴です。
より安価なものとして、PPT専用タイピンマイク耳掛けイヤホンのMKI-P2S1 MKI-E1(価格:1万2,400円)もあります。ボタン一つでシンプルな作りになっており、有線のため電池交換も不要です。
まだ端末を導入していない現場では、Androidスマホarrows BZ01(価格:4万8,970円)の利用がおすすめです。Wi-Fiハンドオーバーに対応した高耐久の法人向けスマホで、工事現場でも手軽に利用できます。
buddycomの機能や周辺機器を組み合わせることで、作業をしている間に本部からの指示が聞こえず行き違いが起こったり、ビルでの作業で各フロアにいる作業員にそれぞれ指示を出したりする必要がなくなります。
価格も、音声のみのTalkプランでは月額7,200円~、音声と映像を利用できるLivecastプランでは月額1万8,000円~と非常に安価です。ライセンス版は1年、3年、5年の3種類から選べるので、まずは1年お試しで使ってみることもできます。
工事管理システムの導入もご検討を
buddycomを導入することで、現場のDXを進められます。それにあわせて工事管理システムも使うことで、より一層デジタル化が実現できるためおすすめです。三谷商事が提供しているe2movEクラウドでは、工事の原価管理だけでなく、販売管理や会計システムも合わせて提供しており、一括管理が可能です。クラウドなのでハードウェアの部品保持期限・保守に手間がかからず、Windowsデスクトップアプリのように操作できます。
XML通信やSSL暗号化通信、SQL暗号化など、セキュリティ面も安心です。こういったシステムは導入することでルーティン作業が増えて担当者が大変になってしまうケースもありますが、e2movEクラウドは煩雑なシステム管理が必要なく、日々のバックアップも自動で行います。
建設・工事・建材販売業界で400社以上に導入されており、導入から運用が定着するまで徹底的にサポートをしている点が人気です。e2movEクラウドの詳細は、「お待たせしました。本当に「使・え・る」工事原価管理クラウドシステム」をご覧ください。
また、デジタル野帳アプリの活用もおすすめです。建設業界では多くの場合、日中に現場で作業し、その後は事務所に戻って資料作成や報告書の整理などを行わなくてはなりません。これにより、社員の負担が大きくなり残業時間が伸びてしまうといった問題が起きています。
そこで現場にタブレットを持ち込み、その場で事務作業を終わらせる企業が増えてきています。特に株式会社 MetaMoJiが大林組と共同開発したeYACHOは、紙の野帳と同じように手書きでメモを取れるなど、現場で役立つ機能が多くおすすめです。詳しくは、「建設現場のDXが促進!eYACHOで業務効率とペーパーレスを実現できる!」をご覧ください。
改正労働基準法の「36協定で定める時間外労働の上限規制」により、2024年以降は時間外労働を月45時間・年360時間に収めなくてはなりません。そのためにも、現場でのコミュニケーションをスムーズにして迅速に作業を進めたり、DXで業務を効率化したりすることは必須です。ぜひ、buddycomをはじめe2movEクラウドやeYACHOといった様々なツールを活用してください。
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