学校向けソリューションサイトのご紹介!話題のAC2やM2Dとは?企業にも活用できる?

学校向けソリューションサイトのご紹介!話題のAC2やM2Dとは?企業にも活用できる?

三谷商事では、大学や学校法人といった文教市場向けのソリューションサービスもご提供しています。端末の販売からシステムの導入など、課題に合わせて様々なご提案が可能です。そこで今回は、「AC2」や「M2D」に注目し、私たちがどのようなサポートができるかについて解説します。

AC2とは?

AC2とはApple Configurator 2の略称でAppleが提供するデバイス管理ツールです。2012年にリリースされたApple Configuratorにいくつかのアップデートが行われ、現在はバージョン2(Apple Configurator2)としてリリースされております。事前に登録することで、複数のデバイスに対してアプリのダウンロードや設定変更、ソフトウェアをアップデート、Appや構成プロファイルのインストールなどができます。また、デバイスの壁紙を変更したり、デバイスの情報や書類を書き出したりといったことも簡単にできるようになるツールです。特徴として、管理時にインターネット接続する必要がありません。

教育現場ではAC2を活用することにより、生徒が勝手にアプリをインストールしたり、カメラで撮影したりといったことをできないように設定できます。また、新たに授業に必要となったアプリについて、個人にダウンロードを任せず管理者が一括して各デバイスにダウンロードすることが可能です。

さらに、iPadの紛失時は操作やデータ閲覧を制限したり、初期化したりといった対応ができるので情報漏洩のリスクを低減できますし、管理対象紛失モードを設定することで位置情報の取得もできます。設定時にはUSBケーブルで端末を接続しなくてはなりません。そのため、管理者が回収したときにAC2に接続できる場所で実施する必要があります。

三谷商事ではこれまで、多くの教育現場へのAC2導入サポート実績があります。学校や学習塾などでは一人から数名の先生がICT導入担当として相当量の業務を任され、負担が大きくなっているケースが多々あります。こういった先生方がより簡単に現場のICT化を進められるよう、豊富な経験を持つスタッフがしっかり支援します。

M2Dとは?

M2DとはM2DeployToolsの略称で、Macの導入と管理を行うときに役立つ当社独自開発のパッケージングツールです。これまでのMacのキッティングでは、基本的にインストーラーをファイルサーバーや外付けストレージに保存し、1台ずつ手動で対応しなくてはなりませんでした。そのため、コンピュータ名やIPアドレスの設定、アプリケーションのインストールなどやるべきことが多く、手間がかかるうえにミスも起きてしまいます。

また、多くのMacを同じ環境にする場合は、クローニング機能を使い、ディスクイメージ化をして他のコンピュータにコピーする方法もありました。しかしこれはmacOS Mojave(10.14)以降、失敗するケースが増えています。

このように煩雑なMacの管理を簡単に行うために作られたのが、当社独自開発のM2Dです。M2Dはアプリケーションのインストールやスクリプトの実行など、複数の端末に対して行う作業をパッケージングし、一括で行えます。

インストール方法はアプリケーションフォルダにドラッグするだけなので、短時間で完了しミスもほとんど起こりません。パッケージの作成も簡単でM2Dを起動したらインストーラーやシェルスクリプトなどをドラッグし、パッケージ作成ボタンをクリックするだけです。インストール時、ユーザーの許可が必要なアプリがあれば手動設定タスクで対応できます。

また、M2DはApple Remote Desktopのインストール機能を利用することで、ネットワーク経由で適用することもできます。これはマルチキャストで配信されるため、所要時間を大幅にカットすることが可能です。

M2Dはキッティングだけでなく、運用開始後の更新作業にも活用できます。M2Dで更新用パッケージを作り、作成したpkgをM2DServer上にアップロードして各端末に適用するスケジュールを設定すると、指定した時間に自動で実行されます。

さらに効率を上げるために役立つが、MDMとADEです。MDMでは、構成プロファイルのサイレントインストールなどができます。ADEはAutomated Device Enrollmentのことで、Apple製品を強制的にMDMに登録できるプログラムです。この2つをM2Dと組み合わせることで、キッティングがより簡単にできるようになります。

教育現場だけでなく企業での活用も

三谷商事では学校や学習塾などへのサービス提供や運用サポートを行っていますが、同時に企業の方へのサービスも対応しています。今回ご紹介したツールはもちろん、iPadやPCなどの提供を行っている事例も多数あります。導入事例については、こちらをご覧ください。

企業で使われる端末の種類は様々ですが、最近ではiPadを活用する企業が増えています。iPadは定期的に新しい世代が登場し、三谷商事でもその詳細について「iPadはMicrosoftへの嫌悪心から誕生!?iPadの歴史と、企業で活用するために重要な管理ツールについて」などの記事でご紹介したり、導入をサポートしたりしてまいりました。

教育現場や企業のなかで「Apple製品デバイスを導入したい」「より簡単に運用できるようにしたい」といった課題を抱えている方は、ぜひお問い合わせください。まずはしっかりとヒアリングし、各現場にあったツールやサービスをご紹介いたします。

三谷商事にご相談ください

本記事に関するご質問や、SaaS製品導入に関する疑問点、不安点がございましたら、クラウドサービスの導入実績が豊富な三谷商事までお気軽にお問い合わせください。