マイクロソフトのDaaS製品「AVD」の実践的メリットとは?セキュアなテレワーク環境実現のポイント

マイクロソフトのDaaS製品「AVD」の実践的メリットとは?セキュアなテレワーク環境実現のポイント

多くの企業でテレワークが導入されている現在、安全に業務を遂行するため、よりセキュアな環境を構築する必要があります。しかし実際にどうすればよいのか、具体的な対策に悩んでいる企業が多いことも事実です。そこで今回は、マイクロソフトのDaaS製品「AVD」についてご紹介し、企業のセキュアな環境作りについて解説します。AVDの詳細を知りたい方は、ぜひこちらも合わせてご活用ください。

テレワークの課題を解決する「AVD」

テレワークを導入する企業では、セキュリティにおける様々な課題を抱えています。社内の大切なデータを守り、安全に業務を進めるためには、AVD(Azure Virtual Desktop)の活用がおすすめです。AVDとは、クラウドへの仮想デスクトップ環境を簡単に構築するためのサービスです。かつてはWindows Virtual Desktopと呼ばれていたため、こちらの名前になじみがある方もいるでしょう。AVDの概要については、「もう端末にデータは置かない!AVDの魅力とシンクライアント端末のメリットとは?」をご覧ください。

AVDを導入することで、多様なメリットを得られます。ユーザーの認証管理が簡単で、インフラ運用が不要となります。少ない労力でセキュリティを強化できるので、情報システム担当者は最小限の対応で高いパフォーマンスを発揮することが可能です。

また、テレワークで必要なデバイス管理や多要素認証、条件付きアクセス制御もできるようになります。私物のPCやタブレットを安全に業務に使えるようになり、データの持ち出しも制限できます。

単にセキュリティレベルが上がるだけでなく、運用負荷が小さくなり、管理やチェックが簡易化する点も大きなメリットです。さらに、コスト面からも有益で、Microsoft 365 Business
Premium/E3/E5を利用している企業であればAzureリソースの従量課金分のみで利用できるようになります。

なぜこれだけのメリットが得られるのか、具体的に知りたい方はぜひこちらから資料をご請求ください。AVDを活用したより良いテレワーク環境の構築に役立つ情報を、わかりやすくまとめています。

テレワークの導入によりリスクが多様化

そもそもなぜAVDが必要なのか、その背景についても解説します。2021年に総務省が個人に対して実施したアンケートによると、「テレワークをしたことがある」と回答した方は全体の約4割にのぼりました。また2020年の企業に対して実施したアンケートでは、全体の半数以上が「テレワークを実施している」と回答した月がありました。大企業では特にこの傾向が顕著ですが、中小企業でもテレワークを導入するケースが増えています。

テレワークは、出勤をせず従業員が自宅などから稼働できるため、単に「密を避ける」だけでなく効率性の面でも大きな役割を果たしています。しかしその一方で、様々なリスクを抱えることとなりました。

まず、PCやタブレットなど、業務に利用する端末を紛失したり盗難に遭ったりすることがあります。端末内には顧客データや秘匿性の高い情報などが入っており、第三者に渡ってしまうと大きな被害につながる恐れがあります。また、カフェやコワーキングスペースなどで作業をしている間、のぞき見をされることもありえます。

また、これまでは重要なデータは社内サーバーに置いておくことで外からの攻撃をブロックできましたが、従業員がそれぞれの場所から業務を行うために、社内サーバー以外の場所にデータを置いておくケースも増えました。こういった点からサイバー攻撃を受け、インシデントに発展したニュースを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

SSL-VPNでは対応しきれない危険性

ほとんどの企業ではコロナ禍に対応するため、緊急対応としてテレワークを導入しました。しかしアフターコロナを迎えつつある今、より長期的な視点でテレワークの環境を整えなくてはなりません。セキュリティや認証、印刷・データ持ち出しなど情報漏洩のリスクが多くある中、本格的なセキュリティの強化が必要です。

現在よく用いられているのが、社外からSSL-VPNで社内に接続し、ファイルサーバや業務システムを利用する方法です。しかし、VPN機器の脆弱性をついた攻撃が多発しています。トンネリングや暗号化などの対策をしてもなお、不正アクセスやウイルス感染してしまったケースは少なくありません。

さらに、SSL-VPNで社内に接続すると、その後のデータコントロールが難しくなる点も大きなリスクです。例えば従業員がファイルサーバに置いたデータを自宅で印刷したり、USBメモリや個人のiPhoneなどの端末に移動したりといった可能性があります。

運用面に関しても、VPN機器のファームウェアアップデートや、端末認証のための証明書インストール・更新など、情報システム担当者の負担が大きくなります。コロナ禍の一時的な対応であればまだしも、これから長期的にテレワークを継続するためには、現在のやり方では続かないと感じている方もいるでしょう。

AVDの導入は三谷商事におまかせ

テレワークが一時的な対応ではなくこれからも長期的に続けることになった企業において、AVDはセキュリティ対策として非常に有益なツールです。情報漏洩のリスクやサイバー攻撃などから、自社のデータを簡単・低コストで守ることができます。

私たちはこれまで多くの企業のAVD導入をサポートしてきました。AVDの詳細はこちらからぜひご確認いただき、「実際の導入したい」「AVDについてノウハウのある担当者に直接質問したい」という方は、ぜひ三谷商事までご相談ください。

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