ランサムウェア対策やバックアップ用途におすすめ!「おてがる!コワークドライブ」とは?
- 2023.10.05
- クラウドサービス基礎知識
- セキュリティ, ゼロトラスト
快適なリモートワーク環境の整備や高いセキュリティレベルを求めて、クラウドストレージを活用する企業が増えています。一方で、「クラウドサービスは多岐にわたり、どれを選べばいいかわからない」「費用や使い勝手の面で懸念があるから導入していない」というケースも少なくありません。そこで今回は、おすすめのクラウドストレージ「おてがる!コワークドライブ」についてご紹介します。
リモートワークで活躍する「おてがる!コワークドライブ」
コロナ禍以降、リモートワークの機会が増えて従業員がオフィスに出社せず社内のデータにアクセスをして、業務を行うようになりました。そのため、より柔軟な環境整備が必要とされ、同時にサイバー攻撃によるデータ消失などへの対策も求められています。
こういった背景から、注目を集めているサービスが、「おてがる!コワークドライブ」です。万全なセキュリティ対策も施されており、社内の重要なデータをしっかり守ります。フォルダへの任意権限が付与でき、役職や部署などをベースに機密性の高いデータにアクセスできる従業員を制限することも可能です。
また、使いやすいUIが特徴で、クラウドであることを意識せずに利用できます。オンプレミスと同様のフォルダ構成となるため、社内データへのアクセスとファイル共有も簡単です。初めてクラウドストレージを導入したい企業にもうってつけでしょう。
「おてがる!コワークドライブ」で実現するランサムウェア対策
「おてがる!コワークドライブ」は高いセキュリティ機能を有していますが、特に注目すべき点がランサムウェア対策機能です。具体的に、4つのポイントを解説します。
1つ目のポイントが、ランサムウェア検知と予防です。
ランサムウェアに感染したと思われる、ファイルの削除・変更・暗号化といった更新操作を検知します。設定は不要で、ランサムウェア検知アルゴリズムが自動で反応。検知すると担当者にすぐに通知が飛ぶため、迅速な初動対処を開始することが可能です。
また、ランサムウェアと思われるプロセスで更新されたファイルは、クラウドに同期されません。そのため、「ファイルが見られなくなった」「勝手に削除された」というリスクを軽減します。
さらに、検知したプロセスの予防機能もあります。ランサムウェアの疑いがあると検知されたプロセスは組織内に自動的に広がります。これにより、組織全体のファイルへのアクセスを遮断し、ランサムウェアの拡散を防ぎます。
2つ目のポイントが、インシデント管理と復旧です。
検知されたプロセスはインシデントとして整理され、管理者はまとめて把握できます。いつ、どのようなインシデントがあったのかを一覧でチェックできるため、確認作業が簡単です。
被害を受けたファイルも個別に確認できるため、被害範囲の特定も容易です。どのファイルに対し、ダウンロードや編集などどのような操作があったか詳細にわかるため、個別対応やステークホルダーへの報告も簡潔に行えます。
また、各ファイルに対し、ランサムウェアによる操作が行われる前のバージョンが作成・保存されます。仮に被害を受けてしまってもすぐに復旧可能です。
3つ目のポイントが、検知したプロセスの一覧表示です。
マルウェアに感染したと疑われるすべてのプロセスを、管理者は一覧でチェックできます。管理者は、それぞれのインシデントに対して信頼できるものかランサムウェアかを選択。時間をかけず、効率的な対応が可能です。
4つ目のポイントが、ドライブアクティビティの可視化です。
ファイル操作の傾向をプロセスやユーザーごとに確認することで、通常業務で行われるものと特殊なものを判別しやすくなります。
プロセスによるチェックでは、どのプロセスが多いか時間・日時・週次でわかり、ユーザーによるチェックでは、どのユーザーによる操作が多いかを判別します。
「おてがる!コワークドライブ」によるセキュリティ対策
「おてがる!コワークドライブ」は、業界最高水準の安全性と堅牢性を誇るデータセンターで運用されており、国内の複数の場所でデータを同時複製しています。
通信経路はすべてSSL/TLS暗号化され、DigiCert社による鍵長2048bit証明書を採用。クレジットカード業界のセキュリティ基準となっているPCI DSSに準拠しています。エンドポイント対策については、デスクトップアプリで自動保存される端末のキャッシュを暗号化。更新前には自動バックアップを保存します。
自動ウイルスチェック機能では、ファイルを保管する際、自動でウイルスをチェックし、リスクのあるファイルの拡散を未然に防ぎます。有害なファイルがアップロードされそうになった場合には、クラウドストレージ上から削除します。
また、NTT東日本とFileForce社が共同開発した国産サービスとなり、開発や運営、データセンターまですべてを日本国内のみで対応しています。アップロードするファイルは国外に出ないため、カントリーリスクを未然に防ぐことが可能なことも特筆すべきポイントとなります。
さらに、「おてがる!コワークドライブ」は独自のバージョン管理方法と復元方法を実装しており、7日間分を復元できます。他社のクラウドストレージは回数制限があることがほとんどなため、非常に便利です。
「おてがる!コワークドライブ」によるバックアップ対策
クラウド化を段階的に進めていきたい企業にとっても、「おてがる!コワークドライブ」はおすすめです。
まずは導入してリモートワークの環境を整備し、社外からでも安心・安全・簡単にファイルを共有。これにより、USBメモリなどを使った情報漏洩のリスクを防ぎます。次に、ファイルのバックアップ用途として活用し、段階的なクラウド化を進めていくことも可能です。特定のデータをクラウド化するから情報資産の保全を進め、最後に、全社でのクラウド化を実現。社内サーバーとして活用します。
クラウドストレージはスモールスタートができ、必要最小限のユーザー数や容量からクラウド化を進めていくことが可能です。段階的なクラウド化を進めたい企業にとって、無理なく導入できます。
「おてがる!コワークドライブ」の導入は三谷商事がサポート
クラウドサービスの導入は、サービスの比較検討やメリット・デメリットの洗い出し、価格との兼ね合いなど、検討すべき点が多いものです。情報システム担当者にとっては負担も大きく、1人で対応している企業や人数が少ない企業では、効率的に進めることが難しいでしょう。
そんな時こそ、ぜひ三谷商事にお問い合わせください。これまで多くのクラウドサービス導入をサポートした実績があるため、お客様の状況やサービス導入の目的に合わせたものをご紹介いたします。少しでもご興味がある方や、クラウドサービスについてわからないことがある方は、お気軽にご連絡ください。
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