OneLoginのプロビジョニング機能とは?システム管理担当者の負担を軽減する画期的な機能を解説
リモートワークが広がるにつれ、企業内で利用するクラウドサービスやアプリの数は増えています。しかし複数のサービスやアプリを使うと、そのユーザー管理が煩雑になるものです。そこで今回は、システム管理担当者の負担を軽減する、OneLoginのプロビジョニング機能について解説します。特に新入社員の配属先が決まり各種サービスやアプリを使い始める今こそ、本機能を活用してみてください。
管理者の手間が省けるユーザープロビジョニング
従業員のIDやパスワードをクラウド上で安全に管理するためには、IDaaSが重要な役割を果たしています。特にOneLoginは、Azure Active Directory、HENNGE Oneと並び、主要IDaaS3製品のうちの1つです(3つの主要なIDaaS製品の詳細については、こちらをご覧ください)。
5,000以上のクラウドアプリと連携していることから、各部署ごとに異なるアプリを使用している企業での導入が急増しているOneLoginですが、特に注目したい機能が、ユーザープロビジョニングです。※一部プランのみ利用可能
もともと企業でクラウドサービスを利用する際、アカウントの追加や削除は、システム管理担当者が手動で行っていました。これにより従業員の入社・退職時に速やかな対応ができず。セキュリティリスクが増大したり、不要なライセンスコストが発生したり、業務の遂行に問題が発生したりしていました。
しかしOneLoginのユーザープロビジョニングを利用することで、Active Directoryのアカウントを追加、変更、削除すると、その情報がMicrosoft 365やG Suiteなどのクラウドサービスに反映され、アカウントの追加、変更、削除を自動で行います。
さらに、クラウドサービスのアプリケーションライセンスアサインや、Active Directoryの属性情報をクラウドサービスに連携させることもできます。これにより、従業員が人事異動した際、新しい部署で許可されているアクセス権などのルールが適用され、手動で変更する必要がなくなりました。
つまり、新たに従業員が入社した場合、社内で利用しているサービスやアプリそれぞれでアカウントの新規追加を行わずとも、自動で追加できるということです。これにより、システム管理担当者の負担が大幅に軽減できます。
今からでも間に合うOneLoginの導入
新入社員を採用した各企業では、そろそろ新人研修が終わり、配属先が決まるころではないでしょうか。新入社員が少人数でもそれぞれのクラウドサービスやアプリのアカウントを作ることは大変ですが、人数が多ければ多いほど、アカウントの準備作業だけで相当な時間をとられてしまいます。
またアカウントを作るだけでなく、配属される部署によってアクセス権を変えるなど、細かな調整も必要です。これらの作業を短時間で完結させるためにもOneLoginのプロビジョニング機能の利用をおすすめします。
「今からOneLoginを導入して、間に合うの?」と思うかもしれませんが、問題ありません。また、「まずはIDaaSについてもっとしっかり理解したい」という方は、こちらをご参照ください。
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