そのクラウドデータ、消えるかも?クラウドデータのバックアップを強化すべき理由とAvePointのCloud Backupについて解説
- 2023.12.14
- クラウドサービス基礎知識
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企業におけるクラウド利用は年々進んでおり、組織の一部・全体でクラウドを利用している割合は2022年で全体の7割を超えています 。一方、クラウドデータのバックアップに手を付けていない企業が多いことも事実です。そこで今回は、クラウドデータのバックアップの必要性と、AvePoint製品のCloud Backupについて解説します。
クラウドに保管したデータを狙うサイバー攻撃が多発
クラウドを利用する企業が増えている現在、そこに保管されたデータを狙ったサイバー攻撃の発生件数も増加傾向にあります。ランサムウェアを用いた攻撃は2020年下半期以降、右肩上がりの状態です。
クラウドサービスには、業務の基盤となるシステムや顧客情報といった重要なデータが入っており、それらが失われると被害が甚大になることは明らかです。「クラウドに入れているデータは、何かあってもサービス提供事業者に保証してもらえる」と思っている人も少なくありませんが、実際にはデータの保護責任はユーザである企業にあり、日常業務における誤操作などでもデータ消失が発生しています。また、ISMS認証を取得している企業はISMSの改訂により2025年10月31日までにクラウドバックアップに対応しなくてはなりません。
では、バックアップを取るためにどのような観点から検討が必要でしょうか。サイバー攻撃や人的な操作ミスなどからデータを守り、情報漏洩を防ぐには、機密性、完全性、可用性を網羅することが重要です。事業継続性を保つための予防と対応が必要になります。
いざという時にクラウドのデータを守るBaaS
クラウドデータのバックアップの重要性が高まる中、注目を集めているのがBaaSです。BaaSとはBackup as a Serviceの略称で、クラウドデータのバックアップをオンプレミスサーバに取得するのではなくクラウドで提供されるサービスに取得し、データを保護します。BaaSを活用することで、情報の保存だけでなく、追跡プロセスが自動化されます。これにより、サイバー攻撃や人的な操作ミスなど、あらゆるリスクの最小化が可能です。
BaaSは、ハイブリッドクラウドによる複雑な管理が不要な点や、従量制課金である点などがメリットとして挙げられます。また、データ復旧が簡単なため、消失や破損が発生しても素早く対応し、生産性の低下や企業評判の低下を抑えることができます。
BaaS製品は様々ですが、データの保存場所が選べるか、ユーザが復元作業をできるか、サポートは十分に対応してもらえるかなど、複数の点を比較して選ばなくてはなりません。
AvePointのCloud Backupがおすすめ
数あるBaaS製品の中でも、特におすすめなのがAvePointのCloud Backupです。Microsoftサービスを中心としたデータ管理ソリューションを提供するAvePointは、88か国に900万人のユーザを抱える企業です。
Cloud Backup は、Microsoft 365やSalesforceなどを対象に、必要な単位でバックアップとリカバリーを行います。ランサムウェアなどのサイバー攻撃はもちろん、ユーザによる誤操作などから大切なデータを守ります。バックアップの保持期間は1年、2年、無制限から選べ、必要なデータを必要なときに、必要な分だけ復旧可能です。
最大で1日に4回のバックアップが取れます。保存したデータは、AvePointが提供するAzureストレージ、自社のプライベートクラウド、別ベンダーのデータセンターなど、任意の場所に保管できます。
また、以下の内容についてバックアップを取ることができます。
Exchange | SharePoint | OneDrive | Teams | Microsoft 365 Groups |
---|---|---|---|---|
メールボックス | サイト コレクション | ユーザ単位 | チーム単位 | グループ単位 |
フォルダ | サイト | サイト | チャット | メールボックス |
アイテム | リスト ライブラリ | リスト ライブラリ | サイト | サイト |
― | フォルダ | フォルダ | フォルダ | リスト ライブラリ |
― | ドキュメント アイテム | ドキュメント | ドキュメント | フォルダ |
― | ― | ― | ― | ドキュメント |
Cloud Backupは完全SaaS型のため導入までの手間がかからず、30分ほどでセットアップが完了します。また、UIもシンプルで使いやすいため、ストレスなく操作が可能です。分からないことがあっても、日本語のサポートを無制限で受けられます。さらに、ランサムウェア検知機能や、データの暗号化機能も提供されるため、セキュリティ面でも安心です。
他にも、データをローカルにエクスポートできたり、エンドユーザによるリストアができたり、チャットボットアプリでシステム担当者の作業負担を軽減したりと、多様なメリットがあります。
BaaSの導入は三谷商事にお任せ
三谷商事では、お客様のクラウドデータバックアップをサポートしています。現在の課題を伺い、ご利用のクラウドサービスや利用目的などから、どのようなソリューションがあるかをご提案します。また、AvePointのCloud Backupをはじめとした様々なBaaS製品をご紹介可能です。
最近クラウドサービスを使い始めた方や、万が一に備えて万全な体制を整えたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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