suumoloveさん「初恋の君」 - Appleトータルサポート   
  このエントリーをはてなブックマークに追加

suumoloveさん「初恋の君」

私とMacとの付き合いは、かれこれ17年になる。 当時、私が働いていた電気店ではMacの取り扱いがなかった為、後ろめたさを感じながらも、身を削る思いで近所のライバル店へ足を運んだ。


アップルというと、今でこそすぐにMacが連想されるようになったが、その頃なんてまだまだ特殊で、日本の一般家庭にはあまり浸透していなかった。 そんな中、なぜMacを?と思われるかもしれない。義兄達が仕事柄Macユーザーだったのもあるが、その年、それまでのパソコンの概念を大きく変える衝撃的な出来事があったのだ。 そう、"iMac"の発売! Windows98に押され、窮地に立たされていたアップル社・Macの名を世界中に知らしめた渾身の一台である。


流線型のキュートなスケルトンボディに、USBを全面採用し、極限まで無駄を排したスタイリッシュなデザインは、パソコンに馴染みのない人にも受け入れやすく、あっという間に社会現象にもなった。 スッキリコンパクトで使いやすく、性能もいい!その上低価格!これ以上ない商品ではあったが、ただ一つ迷ったのが、その数か月後に発売される"Power Macintosh G3 (Blue & White)"...。 画像加工やイラスト作成、3Gに音楽・映像編集...やってみたい事をするには、性能も拡張性も数段上のPower Macを買うべきである...が、発売前からiMacに一目惚れし、思いを募らせてしまった私は、彼?を裏切ることが出来なかった...。


結局、周りの後押し?もあり(当時はみんなiMacに浮かれていた!)iMac(Rev.B)を購入! 箱を開けた瞬間の新しいパソコンの臭い・スケルトンのボンダイブルーが見えた時の胸の高鳴り・手にずしりと重く、でも優しく手に吸い付く丸味を帯びたボディ・そして、初めて電源を入れ、少し揺れる画面とともに鳴った"ボワァ~ン"という起動音...。 どれもが五感をフルに感じさせてくれた!


今でもあの時の感動は鮮明に体の中に残っている。 メモリーをアップして念願のiShadeを入れ、ベジェ曲線と悪戦苦闘した日々。ポストペットの猫に当時好きだった歌手の"ミッチー"という名前を付けて、メールが来るの楽しみにチェックしていた時間...。 iMacという大きな"箱"の中には、私の知らなかったワクワクとドキドキがいっぱい詰まっていた!


今ならiphoneという手の平サイズの中で簡単にできてしまう事ばかりだけど、私にとって、あの時、iMacを通して見た世界の興奮と感動は、これから先いくら技術が進化してもきっと越えられないだろう。 今回の投稿を機に、実家を出てから納戸にしまわれていたiMacを、久しぶりに見てみた。 ホコリを被ったiMacを拭きながら、当時の色んな思い出や感情がこみあげてきた...。


本当はね...iMacで一番やりたかったことがあったんだ...。 webカメラをつないで、大好きなおばあちゃんに、離れて住むひ孫の顔を見せてあげること...。 USBとMacの壁があって、その夢だけはついに叶える事ができなかったけど、私にたくさんの宝物を与えてくれた君に感謝しているよ...。 かけがえのない思い出を、本当にありがとう!!



-PR-

MacでWindowsを。 e2meeting iPadペーパーレス会議システム Apple正規代理店 三谷商事株式会社無料資料はこちら 三谷商事Appleチーム 公式Twitterアカウント TwitterAcrhives
 
ページトップへ