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1994年の春の事でした。当時中学生だった私のところにMacがやってきたのは。父がローンを組んで家族全員で共有するために、当時は入門用モデルとして販売されていた、Macintosh LC575を購入したのです。LC575は、スーパーファミコンしかコンピューターを知らなかった私にとっては未知の機械で、大変興味をそそる物でした。まだその頃はインターネットなど普及しておらず、貴重な情報源であったMac専門誌を片手にOSのカスタマイズやアイコンの自作などを行っていました。いまではWindows機に乗り換えてしまいましたが、あのWindows95前夜の時代にPCに触れていた事は、その後の人生に多少なりとも影響を与えたと思っています。当のLC575は、置き場所に困りながらも、愛着があって捨てられずに押し入れの中で（その後入手したいくつかのOldMacと共に）ひっそりと眠りについています。