導入事例

チェーン展開するスーパー向けの 基幹システムを確実にバックアップ

株式会社マツヤスーパー様

株式会社マツヤスーパー様は、京都府を拠点に7 店舗を展開するスーパーマーケットです。同社で扱う 商品数は、JAN コードがあるものだけでも約4 万点。大災害などの事態が起きれば電話やファックスで の復旧が困難な情報量を扱うため、同社ではBCP(事業継続計画)構築を支援するバックアップソフト 『Double-Take(ダブルテイク)』を導入しました。

チェーン展開するスーパー向けの基幹システムを確実にバックアップ費用対効果を最大限引き出すべく 事業継続に必要なデータを精査

 マツヤスーパー様と弊社関西支店とのお取り引きが始 まったのは約7 年前。サーバマシン刷新の納入がきっ かけでした。その後、同社管理部・中尾輝三氏とお話し 合いの機会を頂戴する中で、基幹業務システムのバック アップに関する課題が浮上。非常時における、確実でス ピーディな事業継続を求められているということで、弊 社より『Double-Take』を提案させていただきました。

 同ソフトはWindows Server 環境で稼働するもので、 バックアップ用のサーバを新たに用意するだけで、既存 システムに大きな手直しを加えずバックアップ体制を構 築できる特徴があります。同社では、本部にある基幹業 務システムのデータを、NTT 西日本のB フレッツ回線 を介し別店舗でバックアップする仕組みを構築。稼働開 始からすでに約5 年が経過しています。

「バックアップシステムはそもそも、費用対効果がすぐに 見えるものではありません。限りある予算の中で構築す るために『最低限、このデータさえあれば営業活動は続 けられる』という切り分けをした結果、性能・金額とも に納得のいく『Double-Take』に落ち着きました」

 中尾氏は『Double-Take』導入の経緯を、そのように 振り返ってくださいました。

ご担当者様写真

株式会社マツヤスーパー
管理部
中尾 輝三 氏

担当者様のコメント

4 月のサーバ刷新では、「システ ムを止めない」「社員PC からの アクセス環境を変えない」といっ た条件下で、時間との戦いもある 中で確実な移行を進めていただけ ました。これからも、大体5 年 周期でのリプレイス計画を立て、 それに向けて三谷商事さんとOS やアプリケーションの検証を進め ていきたいと考えています。

随時バックアップされているのは 弊社も開発に携わる基幹システム

 『Double-Take』で随時バックアップしているの は、スーパーマーケット向けの基幹業務システム 『SuperMaster(スーパーマスター)』です。弊社との お取り引き前から同社では同システムを導入しており、 現在はハードウェアを含めたトータルサポートという 体制で支援をさせていただいています。どういう点が 『SuperMaster』採用の決め手だったのでしょうか。中 尾氏に伺いました。

「チェーン展開しているスーパーでの利用を前提に考え られているシステムだったからです。たとえば商品マス ター管理では、登録にかかる手間をできるだけ抑え、店 舗ごとに入力するようなムダを減らす工夫がされていま す。財務管理でも、勘定科目に詳しくない社員が迷わず に経費などを入力でき、各店舗の経理担当者の手を煩わ すことがない工夫があります」

 弊社では現在、『SuperMaster』開発元(株式会社エ リアス)とコラボレーションし、マツヤスーパー様も加 盟の業界団体AJS(オール日本スーパーマーケット協会) のご協力も得ながら、各地のスーパーマーケットへ同シ ステムの普及に努めています。AJS 加盟企業様での導 入実績も増加中です。

「使うスーパーが増えれば、他社さんからの感想や提案 も開発元の方にフィードバックできますし、導入・運用 にかかるコストの抑制も期待できます。三谷商事さんと の協業体制で、この仕組みを成長させることができれば と考えています」

▲ 高い専門性が求められる基幹業務システムは、お客様と開発元との 連携が開発の鍵。現場の声に耳を傾け、さらに進化していきます。

確実なデータ復旧を確認する 「避難訓練」の重要性を強調

 同社では今年4 月に本部機能の移転があり、基幹業務 システムのサーバなど本部5 台・店舗3 台のハードウェ ア刷新を弊社にて担当させていただきました。移転当日 は、旧本部からの搬出.新本部での設置・セットアップ 作業を約6 時間で完了。マツヤスーパー様のご協力のお かげでスムーズな移行ができ、新サーバでも『Double- Take』が、黒子に徹して日常業務を支えています。

「東日本大震災を機に、BCP に備えた情報システムの構 築を考えていらっしゃる企業さんも多いのではないで しょうか。ただ、バックアップシステムを導入したから といって安心しきってはいけないのでは、と私自身は思 います。消防の防災訓練と同じく、いざというときにき ちんとデータが復旧できるか、定期的に確認する作業が 必要ではないでしょうか」

 最低でも年1 回、非常時のデータ復旧を実際に確認 する「避難訓練」を実施しているという同社。訓練によっ て社員が復旧の手順を共有すれば、現場が混乱する非常 時でも、社員同士の知恵を合わせてスピーディに復旧へ 向かうことができるのでは、と中尾氏は締めくくってく ださいました。

株式会社マツヤスーパー

  • 所在地
    京都市山科区竹鼻地蔵寺南町9-1
  • TEL
    075-501-3388
  • FAX
    075-501-1049
  • URL
    http://www.matsuyasuper.co.jp/
  • 設立
    昭和36 年8 月
  • 事業内容
    スーパーマーケットの経営、ショッピングセンターの運営・開発
  • 従業員
    正社員(142名) 準社員・パートタイマー・ アルバイト・嘱託(789名)
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担当営業マンよりひとこと

お使い頂いております基幹システ ムサーバは業務の生命線を握って いると言っても過言ではありませ ん。ますますノウハウを身につけ お役に立てるよう営業・SE 一丸と なってご支援いたします。

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  • 情報ソリューション事業部 関西支店 産業営業課
    道見 英知

技術担当

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  • 情報ソリューション事業部
    関西支店 テクニカルソリューション課
    川藤 哲史

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