情報誌・レポート

まつたけ君

まつたけ君

Vol.11 仕事は創り出すことが大事

まったけ君、田中商店の社長さんが電話下さいって。  
電話、いくつ欲しいって言ってた?  
ええーっ?そうじゃなくて連絡してほしいってことでしょ!  
何だろ?また怒られるのかなあ?  
そんなこと私にわかるわけないでしょ。とにかく早く電話しなさいよ。  
課長、壁に貼ってある業務十則に仕事は自ら創るべきで与えられるべきでないって書いてあるけど、アレってまちがってますよね?  
なんだあ?  
だって、仕事って上司から言われたことをキチンとやるもので、そんなもん勝手に自分で作ったりしちゃダメじゃないですか。  
まったけ君は毎日出社したら、私からどこ行けの何しろのと細かく命令されてるか?  
いえ、そんなことまで言われてませんけど。  
私たちは社員として役割は与えられるけど、そのためにどうするかという方法は自分で考えなきゃだめなんだ。だから、仕事は自ら創るべきというのは、方法は自分で考えろと言い直してもいいな。  
方法も上司がちゃんと教えてくれると助かりますよね。  
じゃあ、明日からマッタケの目標を達成するためには、午前中にこことここ10社回って、午後はあそことあそこ20社回って来いと教えてやったら、マッタケはその通りにやるか?  
イヤア、課長それはちょっとキツイっす。やっぱ自分のやりたいようにやらせてもらった方がいいかも。  
そうだろ?同じ目標を達成するんでも、方法はその人のスキルや個性によって変わるものなんだ。だから、自分のやり方は自分で考えるしかないんだよ。もちろん最初は他の人のやり方をマネするのも大事だけどな。  
つくるって字が作るじゃなくて創るになってるのは、何か意味があるのしら。  
おっいいとこに気がついたな。人から言われたことをただこなすだけじゃなくて、自分で工夫して創造するってことが大事なんだ。仕事の目的や目標が理解できたら、人から言われなくても自分でそうした方がいいと思ったらやってみる。それが仕事を創るってことだ。それが今まで誰も考えつかなかったことだったりしたら、それこそ創造的な仕事と言える。  
ああ、ボクも早く仕事ができるカッコイイビジネスマンになりたいなあ。  
まつたけ君の場合は創造っていうより、夢物語を想像してるって感じね。  
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