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ITコラム

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Vol.18 IP電話ソフト『Skype』

皆さんはSkype(スカイプ)っといった言葉を耳にされたことがございますでしょうか?

スカイプとは、ドイツのSkype Technologies社が開発したIP電話ソフトで、全世界で1億3600万人以上(2006年9月時点)の利用者がいる巨大なIP電話サービスです。 Windows,Mac,Linuxと多数のOSに対応していますので、今ご使用のパソコンに、スカイプソフトダウンロードしてインストールし、スカイプIDを登録すれば、
・テレビ電話(1対1のテレビ電話。注:CCDカメラが必要)
・音声電話(最大5人まで同時通話可能。注:マイク・スピーカが必要)
・チャット(最大100人まで、テキストチャット可能)
・ファイルの送信
っといった機能を、スカイプユーザ同士なら簡単にしかも無料で利用することが出来ます。

また気になる音質も、インターネット回線状況に依存しますが、基本的にはアナログ電話以上に良いので通話がとても快適です。しかもデータは暗号化されプライバシーが漏れる心配もありません。

スカイプの最大の特徴の一つに、サーバを必要としないインターネット通信技術(P2P技術)を利用していることがあります。これは、ネットワーク上の特定のパソコンを中継して、データのやりとりが行われる仕様になっているためです。 その結果、大規模な中央サーバの構築、維持、管理等のコストを必要としませんし、サーバダウン等による通信障害といった問題も発生しません。またサーバを置かないことで、設備投資・運用に関するコストを抑えることが出来るため、 企業広告といった収益に頼ることなくシステム運営が可能となり、他のソフトでよくある煩わしバナー広告等の表示が無いのもスカイプの大きな特徴となっています。

その他に有料サービスとして、
・『SkypeOut(スカイプアウト)』:固定/携帯電話への発信サービス
・『SkypeIn(スカイプイン)』:固定/携帯電話からの着信サービス
  (050の電話番号取得)
・『VoiceMail(ボイスメール)』:留守番電話サービス
をご利用頂くことも可能です。
上記のサービスを利用すれば、個人、SOHO/サテライトオフィスユーザの固定電話に変わる電話サービスとして利用するとも可能です。 ただし、110,119等の特番・緊急電話への通話は出来ませんので注意が必要です。(携帯電話と併用するなりして対応する必要があります。)   

さらに最近は、ビジネスユースとして利用しやすい製品やパソコン無しでスカイプを利用できる製品も市場に出てきております。
特に、小規模かつ多数の営業店・国内拠点と連絡や海外オフィスとの連絡といった用途が多いユーザには絶大なメリットがあります。

社内電話の通信費を見直す時には、こういったサービスの活用も、併せて検討してみてはいかがでしょうか?  

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